校長挨拶

 

 

  •  岩手県立高田高等学校は、昭和5年の開校以来、地域に支えられながら、歴史と伝統を受け継いでまいりました。

     平成23年の東日本大震災津波では校舎全壊の甚大な被害をうけ、大船渡東高校萱中校舎を仮校舎とする学校生活が新校舎完成まで4年間続きました。また新校舎への移転後も、運動場が未整備であったため、サッカー部やソフトボール部などは、バス移動を伴う萱中グラウンドでの活動を強いられました。令和元年度中に運動場の整備は完了し、すべての教育活動が新校舎と周辺施設のみで完結できる「新生」高田高校となりました。そして令和2年、本校は創立90周年式典を迎えます。

     この90年の歴史には、女子バレーボール部の全国優勝や、硬式野球部の夏の甲子園大会出場といった輝かしい記録がいくつも刻まれています。陸上競技、ソフトテニス、卓球なども強豪として名を馳せ、文化部も含めた部活動が盛んな学校という伝統は脈々と引き継がれています。仮校舎での生活からやっと解放され、充実した施設設備が揃った環境のもと、高高生(たかこうせい)は学習と部活動を両立させ充実した高校生活を送っています。

     本校は、陸前高田市唯一の高校として地域から大きな期待を寄せられています。海洋システム科は、地元の基幹産業である水産業の担い手を育成しています。また普通科にも、地元企業に就職し、あるいは進学後に地元に戻るなどして地域貢献を願う生徒が多くいます。私たち教職員一同は、生徒たちのこうした思いに寄り添いながら、生徒の可能性を最大限に引き出すべく最善を尽くしてまいります。