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本校は、大正8年に町立大槌女子職業補習学校として創立されて以来、幾度かの校名変更を経て、昭和23年より「岩手県立大槌高等学校」として、地域と共に歩んでまいりました。三陸の豊かな自然に抱かれ、大槌川と小鎚川の清流のもと、今年度で創立107年目を迎えます。
本校では令和元年度より、地域と連携した特色ある教育活動を通じて高校の魅力化を進めてきました。「総合的な探究の時間」「地域みらい学」「マイプロジェクト」など、探究的な学びを柱に据え、生徒一人ひとりの成長と自立を目指した取組を続けています。また、コラボ・スクールや魅力化推進員による学習・進路支援も充実し、生徒の学びを支える体制を整えてまいりました。
昨年度から新たに設置された「地域探究科」では、これまでの歩みをさらに発展させ、個々の興味・関心に応じた学びと協働を大切にしながら、地域社会と共に課題を探究する実践的な教育を展開しています。地域で学び、地域に貢献し、そして全国・世界へと視野を広げる生徒たちの姿は、地域の期待と誇りとなっています。
また、本校には「復興研究会」と「はま研究会」の二つの研究会があり、それぞれ防災・伝承や海洋研究をテーマに継続的な活動を行っています。これらの活動は、学びの場を地域や国内外へと広げ、生徒たちにとって他では得がたい貴重な体験となっています。
「大海を航る大槌(ハンマー)を持とう!」という本校の魅力化コンセプトのもと、私たちはこれからも地域と共に、新しい価値を創造できる若者の育成に力を注いでまいります。
本年度も、どうぞ本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
校長 志田 敬