校長挨拶

本日は、岩手県立大槌高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

大槌川と小鎚川の清流や三陸海岸に面する豊かな自然を有する大槌町に、本校は大正8年町立大槌女子職業補習学校として創立され、その後大槌実科高等女学校、大槌高等女学校、そして昭和23年現在の「岩手県立大槌高等学校」と改称し、今年度で創立103年目を迎えました。この間に、本校を巣立った卒業生は1万人を超え、県内はもとより、全国各地で活躍しています。

「創立の大正」から「激動の昭和」、「大震災の平成」、そして「令和」と時代が変わり、校舎も幾度か移転し、そこに学ぶ者が変わっても、本校が目指す姿は校歌に歌われ、先輩から後輩へと、絶えること無く引き継がれてきました。

本校が所在する大槌町は、教育大綱において0歳から18歳までの学びの保障を掲げており、高等学校教育の充実についても「大槌高校魅力化構想会議」を設置し積極的に進めています。本校は大槌町と連携し、目指す学校像や育てたい生徒像を共有し、地域と協働した学校運営を進めております。また、文部科学省からの指定を受けた「地域との協働による高等学校教育改革推進事業-地域魅力化型-」も令和元年度からスタートし、今年度は完成年度の3年目を迎えました。

高校魅力化事業の一環として昨年度から取り組んでいる、全国から入学生を募集する「はま留学」では今年度1期生を迎えることが出来ました。大槌町赤浜にある東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センターの協力のもと活動している「はま研究会」も「海で遊ぶ、海を学ぶ」をモットーにユニークで興味深い活動を展開しています。

一方、教育環境の充実にも力を入れています。一昨年度から2年がかりで行われた大規模改修により、校舎はすっかり真新しくなり最新の設備が導入されました。また、令和2年6月には、震災後から大槌町で活動しているNPO法人カタリバが運営する「コラボスクール大槌臨学舎」が校舎内に移転し、中学生・高校生の学習や探究活動を支援してくれています。

その他では、平成25年度から継続している「復興研究会」の活動があります。東日本大震災津波直後避難所となった本校は、当時の生徒たちが避難所運営に献身的に携り、多くの方々から励ましと賞賛をいただきました。その後も生徒たちは、その活動と意思を引き継ぎ、現在も地域の復興の記録と震災伝承など情報発信を続けています。

本校は、「大海を航るハンマー(大槌)を持とう」というスローガンのもと、大槌町をはじめ三陸地域の復興を担い、これからの社会を力強く生きる若者を育成していきます。

校長 継枝 斉

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