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本校は、大槌川と小鎚川の清流や三陸海岸に面する豊かな自然を有する大槌町に大正8年町立大槌女子職業補習学校として創立されました。その後大槌実科高等女学校、大槌高等女学校、そして昭和23年現在の「岩手県立大槌高等学校」と改称し、今年度で創立106年目を迎えました。
本校では令和元年度から本格的に高校の魅力化を推進し、地域と協働した教育活動を実践してきました。魅力化推進員の配置や公営塾の校内への誘致、探究的な学びとして「地域みらい学」や「三陸みらい探究」、「マイプロジェクト」などの活動に取り組んできました。こうした取組の成果は入学者の増加だけでなく、生徒の成長に顕著に現れ、地域の皆さまの理解と応援を頂くまでになりました。
令和4年度からは文部科学省の普通科改革支援事業の指定を受け、教育活動の更なる特色化・魅力化に努めてきたところです。そして今年度の入学生から、普通科を改め、地域探究科を設置しました。これまで進めてきた高校の魅力化を継続しながら、個に応じた学びや協働的な学びの充実を図り、探究科の名にふさわしい教育を実践してまいります。
また、本校には復興研究会とはま研究会という二つの研究会があります。復興研究会は防災と伝承、復興をテーマに活動しています。はま研究会は東京大学大気海洋研究所の先生方と海に関わる様々な活動だけでなく、本格的な研究も行っています。どちらの研究会も国内外様々な場面で発表や交流を行っており、他では体験できない学びの場となっています。
本校は「大海を航る大槌(ハンマー)を持とう」という魅力化コンセプトのもと、地域と共に、これからの社会を力強く生きていく若者を育成していきます。
校長 志田 敬