北上山地の裾野から太平洋に向かって開け、青と緑の自然豊かな風景に心惹かれるまち大槌町。
人口減少や高齢化の進行など、地方都市としての社会課題が進んでいます。
大槌町にある唯一の高校である大槌高校は、大槌町と連携し「大槌高校魅力化プロジェクトプロジェクト」を立ち上げ、
三陸地域の復興とその先を未来をリードする高校生を育てる、魅力ある学校づくりに取り組んでいます。
2011年の東日本大震災大津波で、大槌町は人口の約1割を失いました。
津波により多くのものを失った大槌町は、住民を巻き込んでの熟議を重ねながら復興の取り組みを進めてきました。
復興のまちづくりには大槌高校生も参加し、アイデアを出し、まちの復興に貢献しています。
大槌町は復興の過程を通して、町民の声をまちづくりに生かす熟議の文化をつくってきました。
大槌町には、災害により失ったものを再興し、さらに発展させていく気概に満ちた大人であふれています。
多くのものを失っても、立ち上がり、挑戦してきたひとりひとりが今の大槌町を支えています。
将来のロールモデルとなる大人が先生になります。
震災からの復興にかかわる課題や、地方としての社会課題が教材になります。
人の想いがあふれ、ぶつかり、まざりあう町。
新たな時代の「希望」と「幸せ」をつくる力を、この大槌で育みます。