校長挨拶

 

  •  岩手県立高田高等学校のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。
     令和7年の4月に、高田高校の校長に就任しました伊藤です。
     さて、本校は、昭和5(1930)年に学校組合立高田実科高等女学校として開校以来、地域とともに歩み、90年以上の歴史を重ねてきた、岩手県東南部に位置する気仙地区を代表する伝統校です。
     本校は、普通科と水産系の海洋システム科からなる全国的にも珍しい高校であるとともに、陸前高田市唯一の高校として地元からの期待が大きく、普通科、海洋システム科ともに、生徒たちは進学や就職といったそれぞれの目標に向かって、日々の学習活動に邁進しております。
     平成23(2011)年の東日本大震災津波では校舎全壊の甚大な被害を受けましたが、国内外から多くの支援をいただきました。平成27(2015)年には新校舎が完成したほか、グラウンドや部室棟など関連施設の整備も進み、現在では、申し分のない教育環境が整っております。
     部活動が盛んであり、女子バレーボール部の全国高等学校選抜大会における全国制覇、硬式野球部の夏の甲子園大会出場をはじめ、陸上競技部、ソフトテニス部、卓球部などが強豪として名を馳せ、文化部も含め、多くの部が県内はもとより全国の舞台で成果を上げてきました。
     また、震災をきっかけに姉妹校協定を結んだ、アメリカ合衆国カリフォルニア州のクレセントシティにあるデルノーテ高校や、シンガポールとの国際交流活動も盛んです。
     本校では、「知・徳・体の調和のとれた人格の完成を目指し、地域や社会の復興・発展を担う有為な人材を育成する」という教育目標を掲げ、課題解決能力を身につけたグローカル人材の育成を目指し、陸前高田市をはじめとする地元自治体や地域関係者、立教大学や岩手大学など、たくさんの外部団体の協力をいただきながら、本校の「総合的な探究の時間」である、通称「T×ACTION」に積極的に取り組んでいます。
     今後も、「来て良かった(生徒) やって良かった(保護者) 勤めて良かった(職員) あって良かった(地域)」学校の実現に向けて、努めて参りますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。


                                                                                     令和7年4月
                                                                                     岩手県立高田高等学校
                                                                                     校長 伊 藤 正 則