ようこそ花高HPへ。
本校は、昭和6年に花巻町他17町村学校組合立花巻中学校として開校し、その後三度の校名改称を経て、昭和28年に現在の岩手県立花巻北高等学校に改称されました。これまで、国内外で活躍する有為な人材を輩出し続け、卒業生数は2万1千名を超えています。文武両道を実践し、毎年優れた成果を挙げている、今年度創立93年目を迎えた伝統ある高校です。
現在本校では、令和13年度の創立100周年に向けて、「100年生きる君たちが花高100年の学びをつくる」のキャッチフレーズのもと、花高100年の学び改革を進めています。まず一つ目は「人間力の育成」です。具体的には、スペース・プロジェクトの取組や、アメリカ合衆国の姉妹校であるアーカンソー数理芸術高校(ASMSA)との交流を行っている他、時代に即したものとなるよう工夫しながら伝統の継承にも力を入れています。このような取組により、これからの社会に貢献できる人材に求められる資質や能力を身につけさせたいと考えています。
スペース・プロジェクトは今年度で3年目となる取組ですが、本校生徒が開発プロジェクトに関わった超小型衛星YODAKA(よだか)が、「宇宙を介して短歌で繋がる」という生徒考案のミッションを搭載していよいよアメリカ合衆国で打ち上げられる予定です。今年度も全校で取り組み、「宇宙に一番近い高校」を継続していきたいと思います。
また、「学ぶ力の育成」にも努めています。県の探究・STEAM教育推進事業推進校として、教科横断的な学びを推進しながら教師主導から生徒主体の学びへと転換を図り、個別最適化を進めています。併せて、総合的な探究の時間「H×ACT(ハクト)」や長期休業中の「学びの祭典」を通して探究的・協働的な学びも推進し、課題を発見し解決できる人材の育成に取り組んでいます。
生徒たちは熱心に学業に励みつつ、部活動でも数々の成果を上げています。運動部・文化部を問わず多くの部が県大会で活躍しており、東北大会、さらには全国大会に出場する部も複数あります。それぞれの目標に向かって日々努力する姿勢は、人間力を高めていくことにも繋がると捉えています。
本校は、昨年度末に学校評議員会に代わって学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールへと移行しました。このことにより、学校と地域や関係機関との連携及び協働をこれまで以上に強め、特色ある学校づくりを進めていくこととなります。保護者の皆様、地域の方々、その他関係者の方々の御期待に添う学校を目指して参りますので、本校への御理解と御支援を引き続き賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月
校長 佐々木 信明