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平成28年度 学校評価アンケート報告
副校長 千葉幸也

 学校評価アンケートは学校運営の改善につなげる目的で毎年実施しています。よって今回の結果を踏まえ、明らかになった諸課題を次年度の指導改善に結びつけ、学校と保護者そして地域がさらに連携した教育活動を進めていきたい考えております。

 アンケート結果は紙面の都合上、本校の良さや特色が現れている項目、改善が必要な項目、昨年度と比較して差が大きい項目、に絞って報告させていただきます。


1 生徒アンケート

(1) 回答の全体平均値は前年度より0.08ポイント上がり、「4.35」と大変高い評価で、4.0未満の項目も全くなく望ましい結果となりました。

 最も高い評価を得たのは、生徒自身の振り返りの項目では①「基本的生活習慣についての自分なりの取り組み」⑤「授業開始時の着席」でした。生徒自身が学校での生活および学習において前向きな姿勢で取り組んでいることが窺えました。

 先生への評価項目では⑫「資格取得に向けた適切な対処」の他①「農商の特色ある教育活動」②「健康管理や安全指導」③「進路実現のための情報提供」が高い評価を受けました。進路実現に向けた先生方の様々な取り組みが1年から3年まで計画的に実施されたことが生徒の学習と進路意識の醸成につながった結果と推測されます。次年度も、生徒一人一人の進路希望の実現に向けた指導を継続していきたいと思います。

(2) 前年度との比較では、生徒自身の振り返りの項目では設問11項目中7項目の6割で減少となりましたが、全て0.05ポイント以下ですので前年度と同様だったと判断しています。先生への評価項目では、マイナスがなく全項目が増加となりました。先生方の毎日の指導が全生徒に通じている成果だと感じています。この結果に甘えることなく、今後も生徒一人一人の成長につながる指導を実践していきたいと思います。

2 保護者アンケート

(1) 回答の全体平均値は前年度「4.12」から「4.08」と若干減少した回答となりました。最も高い評価を得たのは、③「地域と連携した教育活動への取り組み」④「特色ある学校作りへの取り組み」⑯「本校に入学させてよかったか」の3項目でした。本校の教育目標である「農と商の専門性を高める教育の実践」と「地域と一体となった取り組み」について保護者からの理解を得られていると捉え、次年度も本校の特色を生かした教育活動を継続していきたいと思います。
  低い評価となったのは、①「校訓や教育目標の認知」⑥「基礎学力定着のための取り組み」⑦「積極的な部活動への参加」⑭「PTAの諸活動への参加」などが「4.0」未満となりました。①については、本校の取り組んでいる教育活動すべての基本が「校訓と教育目標」であることから、保護者の方々に対し学級通信や諸行事においてより一層の発信に努めていきたいと思います。⑥については、一人一人の教員の教授方法の研修と工夫や複数教員による指導体制の再検討など、「わかる授業の実践」に向けて全職員で取り組みたいと思います。⑭については、PTAがより参加しやすい(したい)活動となるために、開催日や内容等についてご意見を聞きながら改善に努めたいと思います。
(2) 前年度と比較して、設問16項目中14項目の9割が減少となりました。最も値が減少したのは、⑦「積極的な部活動への参加」でした。小規模校の本校の課題として、効果的な部活動のあり方を含め、次年度からどう改編していくべきか、検討中です。 また、多数の保護者より「学校の様子がわからないので、回答できない」、「学校からの配布物が届かないので、不明な設問が多い」との苦情も寄せられました。現在、この課題については、スマホで見られる「学校情報専用サイト」を作成するなどして、効果的な改善策を模索中です。

3 職員アンケート
(1) 今年度の調査では、学校経営計画が見直しがあり昨年度の設問と大きく変わりましたので、前年度比較ではなく、「5 達成した」と「4 概ね達成した」を回答した合計人数の割合を「達成傾向」とし、70%未満の項目に▼表示をしています。

 全体達成率は79.9%、「4.12」と肯定的な評価結果となりました。最も高い評価を得たのは⑰「進路達成100%」⑱「インターンシップの取組」、社会で求められる資質の理解に向けた取組でした。職員が生徒の進路実現を果たすために必要な指導として重要視してきたことに、日々の学習活動において自立した社会人として不可欠な資質の育成を心がけていることがわかりました。

 最も低い評価となったのは、㉘「被災地校との部活動を通した交流活動」でした。運動部の中には、積極的に沿岸部の高校との練習試合を行った部活動もありましたが、被災地との関わり方について次年度から再検討が必要と考えています。

(2) 前年度との比較はしませんでしたが、設問32項目中26項目の7割が達成率70%であったことから、教職員の取り組みが、学校経営計画の7割以上を達成したと判断しています。基礎学力を定着させるためには、教師による「わかる授業」を展開することはもちろんですが、生徒一人一人の自学自習の学習習慣を身につけさせることも重要と考え、本年度以上に週末課題の提出等に取り組みが必要と考えます。

4 学校評議員アンケート

 ここでは、平成29年2月9日(木)に開催された第2回学校評議員会において生徒・保護者・職員のアンケート結果について説明をした後に、評議員の方々からいただいた意見を掲載して報告とします。

 ○ 学力について、授業は分かるということだが試験結果等には反映されていない。先生方の指導は良いが、生徒自身の努力が足りないと思われる。家庭学習の定着を図ってほしい。
 ○ 企業側からすると、「就職をする」という事についての意識付けを促してほしい。一度離職すると遠野市内の会社を何社も周り定着しない現状がある。
 ○学校評価について、学校生活の満足度や自尊感情の向上が素晴らしい。遠野市への定着に向けた進路(就職)指導の継続を願う。
 ○高校存続にむけた取り組みを推進してほしい。
 ○教育表彰について、素晴らしい成果である。地元農業と連携を図り、地元農業への貢献や学校存続に向けてさらに取り組んでほしい。
 ○遠野で町おこしを行う都会の企業家等の講演会を検討してほしい。

 学校評価アンケートの結果から今回の特徴は、進路実現を目標とした教育活動が生徒および保護者の理解と進路達成に向けた意識の向上が図られているという評価結果につながったということです。高い評価を得た項目については「学校の特色」、「学校の強み」ととらえ、本校の伝統として育てていきたいと思います。

 保護者の皆様、学校評議員の皆様からは今後も忌憚のないご意見をいただき、学校経営に生かして参りたいと考えております。お忙しい中、アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。
生徒アンケート結果


  (C)岩手県立遠野緑峰高等学校