商業校舎 TEL.0193-62-6856
〒027-0024 岩手県宮古市磯鶏三丁目5-1
工業校舎 TEL.0193-67-2201
〒027-0202 岩手県宮古市赤前第1地割81
2020年、令和2年4月1日、本県初の校舎制による専門高校として「岩手県立宮古商工高等学校」が開校いたしました。
本校の開校にあたりご理解とご尽力をいただきました岩手県教育委員会をはじめ、地域の皆様、同窓会、PTA等、全ての関係の皆様方に改めて感謝を申し上げます。
本校は、大正八年に創立し、地域に支えられながら県沿岸部の商業教育を担う存在感のある学校として、令和元年に一〇〇周年を迎えた岩手県立宮古商業高等学校と、昭和四十八年、沿岸部における工業教育の推進を掲げ、機械科および電気科、そして本県初となる設備工業科の三科体制で発足した宮古工業高等学校の両校の輝かしい歴史を継承し、地域産業を支える専門高校として新たに誕生しました。本校の教育は、無限の可能性を持つ生徒の資質や能力の伸長を図り、進取と創造性に富んだ心豊かな人間の育成を教育の基本とするとともに、地域の特性や産業構造に配慮し、宮古地区の専門教育を新たな時代に適応させ、多様化する産業社会で幅広く活躍することができる人材の育成を使命としております。工業、商業に関わる学科を併設する専門高校として、各学科の専門的知識・技能を深めるだけでなく、工業、商業での学習を連携させることが可能であり、統合による学校活性化を図りながら、地域の方々の期待に応えることができるよう、校舎制の利点を最大限に発揮できる学校運営に取り組んで参る所存であります。
また、本校では宮古商業高等学校の校訓「尽心」「礼節」「中庸」を継承し、それぞれ次のような具体的な人間像の実現に力を尽くしたいと思っております。「尽心」は、物事の真理・真相を、精神と知能のかぎりを尽くして知ろうとすること、何事にも心のかぎりを尽くすことができる人物を目標とし、「礼節」は、礼儀を持って心から相手を思い、節度ある行動を取ることができる人物を目標とします。また「中庸」は、偏ることがなく常に変わらないこと、過不足がなく調和が取れている人物を目標としています。社会がいかに変化しようと人間としての生き方は普遍であり、教育の目指す目標も変わることはありません。常に生徒の皆さんの人格の陶冶と限りない可能性を秘めた資質・能力の伸長が目標であり、一人の人間としての自己実現を図ること、そして有為な社会人として活躍できる人物の育成を図ることを目指しており、この校訓を本校の教育活動の根本に据えて、教育活動に邁進したいと思っております。
そのためには、二つの校舎で学ぶ生徒がお互いを励まし合い、鍛え合い、心から喜び合えるような環境をつくることが大切であると考えています。学習活動や部活動を通して成果を上げ、保護者や地域の皆様方、また、宮古商業高校、宮古工業高校の同窓生の方々に喜んでいただけるような学校を作り上げ、地域に誇れる専門高校としての歴史を築いていきたいと考えます。
今、専門高校に学ぶ生徒は、産業社会を創造し、その発展を担う者として、課題の解決のために、自ら学び、自ら考え、意欲的に取り組むことができる能力と態度を培い、確かな学力と豊かな心を育んで、目標の実現に向けて努力することが最も求められています。私達教職員一同、生徒と共に学習を通して、夢と希望にあふれ自信をもった将来の工業、商業のスペシャリストを育成するため、宮古商工高等学校としてのプライドを持ち、一丸となって学校教育に当たりたいと思っております。
学校教育は本来、地域に根差しているものであり、地域・保護者との密接な連携の中において、初めて魅力ある活力にあふれた特色ある学校づくりが可能となります。そのためにも、宮古市をはじめ近隣の市町村各位の皆様、そして地域にお住いの皆様には、本校に対しましてこれまで以上の温かい御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
※学校全般・商業教育に関すること
<商業校舎>
〒027-0024
岩手県宮古市磯鶏三丁目5-1
TEL 0193-62-6856
FAX 0193-62-6857
※工業教育に関すること
<工業校舎>
〒027-0202
岩手県宮古市赤前第1地割81
TEL 0193-67-2201
FAX 0193-67-2215