岩手県立一関第一高等学校

特徴

生徒の進路希望に対応し、以下の通りコース編成を行っています。

コース編成
1年次 普通科・理数科の区別なし
2年次 普通科文系 普通科理系 理数科
3年次 文Ⅰコース 文Ⅱコース 普通科理系 理数科

下記の学科やコースの特長を生かす教育課程を編成しています。


2年次

普通科文系-文系教科にやや重点を置いて学習するコース
普通科理系-理系教科にやや重点を置いて学習するコース
理数科-理系教科にやや重点を置いて学習するコースで普通科理系との違いは下記の理数科の特色を参考にしてください。


3年次

文Ⅰコース-国公立大学文系を希望するコース
文Ⅱコース-私立大学文系を希望するコース
理系コース-国公私立大学理系を希望するコース
理数科-理系教科にやや重点を置いて学習するコースで普通科理系との違いは下記の理数科の特色を参考にしてください。

理数科の特色

 2年生に進級する際に理数科を希望することができます。理数科は,科学的な能力や数学的な能力を高めることを大きな目的として、①柔軟な思考力や創造的な能力を育成すること。②基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得することを目指す学科です。そのため,数学や理科の授業が普通科よりも多く,広い分野にわたって学習します。

 また,生徒一人一人の興味・関心を深めるために、①各自の問題意識や課題意識に基づいて行う「課題研究」、②先端科学技術に触れるための「最先端科学研修」、③さらには直接大学の先生方による「出前授業」など,普通科にはない独自の学習活動を行っています。

 将来、幅広い知識が要求される理系学部(医・歯・薬学,理学,工学,農学,水産等々)への進学を希望する生徒に適した学科です。


課題研究について

 班毎に独自のテーマを決めて実験・研究をし、論文にまとめて発表します。校内発表会で選考された優秀な研究は、県内理数科設置校との合同発表会で発表します。研究の方法を身につけ、科学的思考力、プレゼンテーション能力を養うことができます。


研修旅行・出前授業について

「最先端科学研修」では,最先端の科学技術に触れることを目的として大学や研究所を訪問し、見学・実習を行います。これらの学習活動を通して、科学技術に関する視野を広げることができます。

令和6年度は福島県双葉町にある原子力災害伝承館、茨城県にある原子力科学館や那珂フュージョン科学技術研究所(量子科学技術研究開発機構)を見学し、3日目には千葉大学にて課題研究発表を行ってきました。

「出前授業」では,「宿泊研修」と同様に最先端の研究を行っている研究者の方々から直接話しを聞くことで,科学への興味関心を深め,研究者としての視点や考え方を学ぶ機会としています。


令和6年度の課題研究のテーマ        

題目
物理 ①コンデンサーマイクロフォンの振動膜の形状による応答特性
化学 ①ゴボウ由来の洗剤の製造~臨界ミセル濃度の測定~
②緑茶の抗酸化能と味の経時的変化
生物 ①植物の光屈性について~植物の曲がる仕組みに迫る~
②アスタキサンチンがエビの紫外線耐性に及ぼす影響
③プラナリアの有性化の条件
④エッグウォールと活性炭ウォールの比較
数学 ①f(x)=ax^2+bx+cにおけるxを複素数の範囲まで拡張したときのf(x)の実部と虚部の相互性について考える
②因数分解ができない多項式
情報 ①シリアスゲームの開発

生活時間

月曜から金曜まで毎日7時間授業を実施しています。

朝学習 8:05~8:15
HR 8:20~8:30
1校時 8:35~9:25
2校時 9:35~10:25
3校時 10:35~11:25
4校時 11:35~12:25
昼休み 12:25~13:10
5校時 13:10~14:00
6校時 14:10~15:00
清掃 15:00~15:20
7校時 15:20~16:10
部活動 16:20~18:30

生徒在籍数

 ※(2025年5月1日現在)

学年普通・理数科普通科理数科合計
1年200  -  - 200
2年  159 23 182
3年  149 30 179
合計200 308 53 561

切磋琢磨の日

 本校は、生徒の進路目標達成に向けて学力を充実させるために、休日に登校学習日を設けており、『切磋琢磨の日』と呼んでいます。

 『切磋琢磨の日』では、課外授業や小論文の指導、進路講演会、自学自習会などを行っています。