岩手県立一関第一高等学校

校長挨拶

 

ごあいさつ

第42代校長

三浦 立

 明治31年、盛岡に次ぐ県下2校目の中学校として開校した本校は、旧制中学校、新制高等学校、そして併設型中高一貫校へと変遷しつつ、多くの有為な人材を輩出してまいりました。
 創立以来126年に及ぶ本校の歴史の中で、「校訓・校是」として語り継がれている言葉があります。校歌にある「温故知新」「切磋琢磨」「不屈不撓」、体育館に掲げられた「高志」の額は本校生に日々在るべき姿を説き、応援歌は「修文練武」を旗印として学習と部活動等の両立を奨励します。郷土の先人大槻玄沢の遺訓である「遂げずばやまじ」も、本校生を応援しています。高い志を掲げた生徒たちが充実した高校生活の中で切磋琢磨し、「遂げずばやまじ」の精神で進路目標を実現させている学校です。
 附属中学校開校により本県唯一の公立併設型中高一貫校となって以来、15年目を迎えました。附属中学校からの入学者と地域の様々な中学校からの入学者とが新しい人間関係を築き、切磋琢磨して学習と部活動・生徒会活動等に取り組みながら、豊かな人間性と高い学力を育んでいます。また、昨年度、文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業に指定され、節目の5年目となる今年度は教育活動のさらなる充実を図りながら、探究活動に取り組んでいます。
 これからの社会を生き抜いていくためには、自ら学び続ける意欲と確かな力が必要です。地域の持続可能な発展を担う人、国際社会の困難な課題の解決に取り組む人、科学技術の進歩に貢献する人、その他あらゆる分野において高い志や能力と豊かな人間性を備えた人が求められています。
 本校で学ぼうとする強い意志があり、仲間とともに積極的に学校生活に取り組み、夢を育てて人や社会に貢献しようとする「高志」を持つ皆さんの入学を期待します。本校の新たな歴史をともに築いていきましょう。