岩手県立一関工業高等学校
校 長 菅 原 基
本校は、昭和34年に地元一関地域の熱烈なる設立運動により開校した「一関市立一関工業高等学校」(当時は電気科1学級・電気通信科1学級の2つの学科)を前身としており、その後、昭和49年に県に移管されて、岩手県立一関工業高等学校となり、工業学科4科(電気科、電子科、電子機械科、土木科)でスタートしました。令和2年度からは、高等学校再編計画に基づき工業学科3科(電気電子科、電子機械科、土木科)の工業高校となり創立65年目を迎える学校であります。
これまでに9千名を超える卒業生を、次代を担う技術者として輩出してまいりました。本校卒業生の活躍は、地域はもとより日本国内外で高く評価されており、在校生も社会に貢献できる有為な人材となるよう、日々懸命に努力を続けています。
また、国家公務員や県職員・市職員になって活躍している卒業生を有するのも本校の特徴です。進学については、指定校推薦による大学進学など、上級学校への進学の道も開かれています。
本校は、「関工学びのOUTPUT」と称して、地域連携「技術・知識を地域につなげるプロジェクト」、一関市との連携「地域産業講座」、高大連携「岩手大学半導体アカデミー」等の具体的な事業を展開し、生徒の「探究する力」・「価値を創造する力」・「生きる力」を育て、地域と協働したスペシャリストの育成を目指しております。その取組が評価され、令和4年度にはキャリア教育優良学校として文部科学大臣表彰を受賞いたしました。
部活動も盛んで、令和5年度の主な活躍は以下のとおりです。
第75回岩手県高等学校総合体育大会
【男子バスケットボール部】2大会連続4度目の優勝を果たし、7月に開催された北海道インターハイに出場しました。
【陸上競技部】電子機械科2年生男子が走高跳と8種競技で岩手県予選を突破し、東北大会出場しました。
【ソフトテニス部】男女ともにベスト16に進出しました。さらに、女子は初勝利という新たな歴史を刻みました。
【弓道部】団体は男女ともにベスト16進出。さらに、男子個人では土木科3年男子が準決勝まで進出しました。
【ラグビー部】昨年度昇格を果たしたAブロック残留を死守しました。
第105回全国高等学校野球選手権記念岩手大会
【硬式野球部】激戦を勝ち抜き2勝をあげ、ベスト16に進出しました。
2023 かごしま国体
【弓道部】土木科2年女子が岩手県代表の団体メンバーとして出場しました。
岩手県高等学校新人大会
【陸上競技部】電子機械科2年男子が走高跳で優勝、三段跳びでも4位に入賞し、東北大会に出場しました。今年度のインターハイへの出場が期待されます。
【ラグビー部】第7位となりました。
【囲碁・将棋部】男子団体A級 第4位と大健闘しました。
岩手県高等学校文化連盟写真部門令和5年度第14回夏季写真コンテスト
【写真部】電気電子科3年女子が入選しました。
岩手県高等学校総合文化祭
【放送部】放送部門朗読で電気電子科2年男子が入選し東北大会に出場しました。
全国選抜大会等岩手県予選
【バスケットボール部】第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)岩手県予選で3大会連続6度目の優勝を果たし、12月に東京で開催された全国大会に出場しました。
【弓道部】第42回弓道全国高等学校選抜大会岩手県予選で男女アベック優勝しました。男子は21年ぶり3度目、女子は初優勝。12月東京で開催された全国大会に出場しました。
【ラグビー部】第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会岩手県大会でベスト8に進出しました。
【その他】
高校生ものづくりコンテスト2023
【測量部門(土木科)】4年連続9度目の優勝をはたし、今年度開催される東北大会への出場が決定しています。
【電気工事部門(電気電子科)】3位入賞を果たしました。1年生としては大健闘でした。今後が期待されます。
その他どの部・どの分野でも生徒たちは精一杯努力し、成果をあげております。また、進路関係では就職・進学実績はもちろんのこと、昨年度同様に多くの公務員合格者が出ました。
また、電気電子科(第一種電気工事士等)、土木科(測量士補・2級土木施工管理技術者試験等)など国家試験資格取得にも熱心に取り組んでおります。
このように、文武に優れ、心身のバランスのとれたスペシャリストの育成を教育目標に掲げ、その基礎となる「学力」と「人間力」の充実のために日々教育活動に励んでおります。
「元気なあいさつのできる関工生」を合い言葉に生徒・教職員一丸となって取り組んでいるところです。
どうか、今後とも関工生の成長と本校の発展のため、さらなる皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げまして挨拶といたします。