同窓会長あいさつ

 同窓会長  畠 山  博

 同窓会会員の皆様におかれましては、コロナ禍にあってもご健勝にてお過ごしのことと存じ上げます。
 日頃より同窓会活動に深いご理解と暖かいご協力を頂いておりますことに深く感謝を申し上げます。
 さて、昨年は今世紀最大のパンデミックがグローバリズムによって地球の隅々までつながり、現在、新型コロナウイルスは瞬く間に拡がり、世界中で猛威をふるっています。
 世界で感染者数が70人にひとりという未曽有のコロナ危機の中にあり、ただでさえ、東日本大震災とそれに伴う原発事故にみまわれ、それから十年足らず、復興のあかしとしてオリンピックを開催する直前に、パンデミックに襲われるとは誰も予想できませんでした。
 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、同時に世界経済の危機でもあります。
 いま進められているワクチン接種の効果や新たな治療薬の開発に期待しながら、私たちも感染防止に危機意識を緩めることなく努めていかなければと思います。
 次に、母校の動向についてお知らせをいたします。在校生の皆さんは母校の建学の精神を遺憾なく発揮し、素晴らしい活躍と輝かしい成果を挙げています。女子ソフトボール部は岩手県並びに東北大会においてナンバーツー、陸上競技部は駅伝競走岩手県予選会で初の第三位の栄光を勝ち取り、東北駅伝に出場しております。また、演劇部は東北地区高校演劇発表会で優秀賞に輝き、全国高等学校演劇研究大会への出場に推薦をされ、産業技術科においては高校生ものづくりコンテスト岩手県大会第2位、生産技術科農業クラブでは農業情報処理競技で最優秀賞を獲得する等、枚挙にいとまがない縦横無尽の大活躍でした。今後も誇りと自信をもって精進を重ね、更なる飛躍を期待します。
 また、硬式野球場、ソフトボール専用グランド及び全天候型テニスコート等の整備も無事竣工し、供用開始となり、それぞれの施設に対し、同窓会でも多少の助成支援を行いました。
 同窓会としての当面する課題であります創立120周年記念事業(記念事業年度は2022年-令和4年)については、先に準備委員会(同窓会役員・PTA役員・学校で構成)を立ち上げ、検討を進めております。コロナ禍で協議が多少停滞しておりますが、関係機関と連携を図りながら具体的な事業内容を煮詰め、会員の皆様にはできるだけ早い時期にお知らせをさせていただきたい考えております。
 これからも同窓会の会員の皆様の変わらぬご協力とご支援をお願い申し上げますとともに、会員お一人おひとりがコロナと戦い、明けない夜はないことを信じ、本来の日常に一日も早く戻り、ご健勝にて益々のご活躍をお祈り申し上げ挨拶といたします。