学校概要
校長挨拶
校長 石川 克紀
千厩高校は、ミレニアム世紀である20世紀最初の1902年(明治35年)に、郡立東磐井蚕業学校として創立されました。以来、時代の変化に応じた幾多の変遷を経て、平成23年に創立110周年記念式典を挙行しました。今年は、創立117年目を迎え、岩手県でただ一校、普通科と農業系の生産技術科、工業系の産業技術科がある高校です。さわやかな挨拶が飛び交う、相手を気遣う生徒の集まりです。校訓は「質実剛健」「文武両道」です。知・徳・体のバランスが取れ、質素で飾り気がなく誠実でタフネスさを備えた人間育成を目指します。それぞれの科が特色を出しながら、自主・自律の精神に富み、生涯にわたり学ぶ意欲と国際的視野を持った心身ともに健康でたくましい人間を育成することを目標としています。
普通科は普通教科を中心に学習します。1学年の定員は、平成26年4月から120名です。大学や短期大学など進学を志す生徒や、就職を希望する生徒など多様な進路に対応する学科です。平成22年度以降、普通科を中心に国公立大学の合格者を20名前後(昨年度は21名)出しています。また、就職に関しては、毎年のように就職内定率が100%に達し、継続的に公務員合格者も数多く輩出しています。
生産技術科は普通科目のほかに農業関係の教科を学習します。1学年の定員は40名です。実習の時間や幼稚園、農協など外部との交流もあり知識だけではなく実践を通して農業を深く学んでいます。宮沢賢治先生の精神歌に「我らは黒き土に伏しまことの草の種まけり」という一節があります。人間性豊かな職業人の育成という観点から、人と接し、自然やものとかかわり、命を守り育てるという農業教育の特長を生かし、職業人として必要な人間性を養うとともに、環境問題や食の安全等についても考え、学ぶことを通して、生命・自然・ものを大切にする心、規範意識、倫理観等を育成しています。大学へ進学する生徒もおり、本校では最も歴史のある学科です。
産業技術科は普通科目のほかに工業関係の教科を学習します。1学年の定員は40名です。特に情報や電子関係について学んでいます。昭和61年に全国初の産業技術科として設置され脚光を浴びました。前身である千厩東高校時代からロボット競技には伝統があり、全国大会では2回の優勝経験があります。また、全国工業高等学校長協会ジュニアマイスター顕彰制度において、シルバー・ゴールドはもとより、プラチナ特別表彰を受賞するなど、資格取得や有用な各種検定、競技会への挑戦、最先端技術の習得、大学への進学等、目標を持った意欲的な学習を通して、知識、技術及び技能の定着、実践力の深化を図っています。
部活動では、運動部、文化部、同好会を合わせ合計22の活動が行われています。恵まれた環境の中で、日々努力している結果として、ソフトボール部、陸上競技部、箏曲部、吹奏楽部など県代表として東北大会以上に出場を果たしている部があります。現在、令和2年度までに隣接する校地に実習農地と合わせ、昨年度新設された弓道場のほか、硬式野球場、ソフトボール場、全天候型テニスコートが新設され第2グラウンドの整備も完成します。今後も更なる活躍が期待されています。
本校は創立以来「生徒一人ひとりを大切にする教育」を最優先にして、全教職員が一丸となって取り組んでいます。また、生徒一人ひとりが自己の在り方・生き方を考え、主体的に進路を選択し、社会人・職業人として自立するための能力を育むため、NIEを始め諸活動を進路指導に連動させ、全ての教育活動をキャリア教育の視点から捉え直し計画的・組織的に取り組んでいます。その結果として、入学してから卒業するまでの3年間で、千厩高生は見違えるほどの成長を見せてくれます。このことが外部からの高い評価につながっていると考えています。
平成31年度(令和元年度) 教育目標及び学校経営計画
教育目標及び学校経営計画(PDFファイル)
施設設備紹介
施設設備紹介(PDFファイル)
平成31年度(令和元年度) 生徒状況
学年 | 科 | 組 | 男子 | 女子 | 計 |
1学年 | 普通科 | A | 15 | 17 | 32 |
B | 14 | 18 | 32 | ||
C | 15 | 17 | 32 | ||
生産技術科 | D | 10 | 30 | 40 | |
産業技術科 | E | 22 | 0 | 22 | |
計 | 76 | 82 | 158 |
学年 | 科 | 組 | 男子 | 女子 | 計 |
2学年 | 普通科 | A | 17 | 18 | 35 |
B | 9 | 27 | 36 | ||
C | 14 | 26 | 40 | ||
生産技術科 | D | 13 | 25 | 38 | |
産業技術科 | E | 31 | 0 | 31 | |
計 | 84 | 96 | 180 |
学年 | 科 | 組 | 男子 | 女子 | 計 |
3学年 | 普通科 | A | 10 | 17 | 27 |
B | 8 | 20 | 28 | ||
C | 16 | 26 | 42 | ||
生産技術科 | D | 14 | 24 | 38 | |
産業技術科 | E | 33 | 0 | 33 | |
計 | 81 | 87 | 168 |
学校全体 | 男子 | 女子 | 計 |
241 | 265 | 506 |
教育課程
平成31年度(令和元年度)授業時数一覧(PDFファイル)
年間行事予定
平成31年度(令和元年度)年間行事予定表(PDFファイル)
アクセス
岩手県立千厩高等学校
〒029-0803
岩手県一関市千厩町千厩字石堂45-2
TEL: 0191-53-2091
FAX: 0191-52-3170
国道284号線沿い(岩手県千厩警察署近く)
JR大船渡線千厩駅下車。徒歩10分。
JR
東北新幹線・東北本線 "一ノ関駅" より大船渡線に乗り換え。
一ノ関駅 → 千厩駅(大船渡線) 約1時間弱
千厩駅から徒歩 約10分
バス
岩手県交通千厩高校前下車徒歩1分
車
一ノ関駅から 約25km
一関ICから 約28km
千厩駅から 約800m
校 訓
質素で飾り気がなく、誠実であり、心身ともに強くたくましい人間育成をめざす。
学習活動と部活動を両立させ、知・徳・体のバランスのとれた人間育成をめざす。
校 章
校章は戦後の学制改革による千厩高校の発足時に制定された。昭和49年の学校分離により千厩農業高校に、昭和63年の校名改称により千厩東高校に、さらに平成14年の学校再編計画により開校した千厩高校に受け継がれた。デザインは、桑葉に生糸を配したものである。桑樹は、生命力に旺盛にして強靭、生糸は、純粋無垢、優美高尚の象徴である。即ち、本校の礎が堅固であり、絶えず進展、躍動する青春を意味する。
スクールカラー
ネイビーブルー(明るい濃紺色)
100年の伝統を踏まえた落ち着いた色調の中に清楚さと礼儀正しさを併せ持っている。
沿革
沿革(PDFファイル)
校歌・応援歌
校歌
千厩高校校歌「理想の翼」 (MP3 2.3MByte)
旧千厩高等学校校歌 (MP3 2.5MByte)
旧千厩・千厩農業・千厩東高等学校校歌 (MP3 2.1MByte)
岩手県立農蚕学校校歌 (MP3 1.5MByte)
応援歌
応援歌は、旧千厩高校と旧千厩東高校のいくつかの応援歌が受け継がれています。
歌詞のみ紹介します。
ダウンロード
学校案内
学校案内2019年版 (PDFファイル)
千厩町ヒヤリマップ
千厩町ヒヤリマップ(PDFファイル)
各種申込書ダウンロード