日頃より岩手県立大船渡東高等学校同窓会に対しまして、ご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。初代菊池透、二代千葉寿孝、に続き第三代会長を拝命いたしました鈴木昭司(工業高校建築科15回生)でございます。前会長の功績を追い同窓会を更に盛り上げる所存でございますので会員の皆様のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
大船渡東高校の前身は、大正9年(1920)に気仙農学校として創立した大船渡農業高校と、昭和37年(1962)創立の大船渡工業高校の2校を母体に、広田水産高校の家政科、高田高校の情報処理科が統合し、気仙地方の総合的専門校として平成20年(2008)に開校いたしました。
これを機に農業高校と工業高校の同窓会を統合し、東高校の卒業生も加わる「大船渡東高校同窓会」を開校年に立ち上げ、平成28年には関東へ進学・就職される卒業生への受け皿となる関東支部も設立し活動してまいりました。
近年卒業する生徒数は少子化により年に90〜60名程度で推移しておりますが、各校の歴史を積み上げ県内はもとより全国・全世界で活躍されている同窓生は、あと数年で2万人に達しようとしております。
さてここで、東高校校歌作詞者として歌詞の一部を説明させて頂きます。1番は新入生に、2番は在校生に、3番は卒業生に向けて作詞しておりますが、それぞれ最後の行を「大船渡東高校から(・・)」としましたのは、あるやるべき事柄に対し「今からやろう、明日から始めよう」と言う様に“から”の言葉には、新たなステージへと啓発する力がある事と、高校生活を振り返る時、あの友達や技術に出合えたから…、あの先生の指導を受けたから…、部活や実習を頑張ったから…等々、もう一面の“から”も人生のターニングポイントを気付かせうる言霊を感じるからでした。皆様が今日持っておられる、技や縁(えにし)や志の起点が母校にあるということを、校歌からも感じ取って頂ければ幸いです。
最後になりますが、東高校同窓会は会員相互の親睦と文化教養の向上、母校の発展に寄与することを目的にし、在校生の学業や部活動を支援しておりますので、会員の皆様には趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、会員の皆様のご健勝とご多幸、そして母校の発展を願い挨拶とさせていただきます。
岩手県立大船渡東高等学校
同窓会長 鈴木 昭司
(大船渡東高校校歌作詞者)