スーパーグローバルハイスクール

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SG課題研究U

6月23日(水)

SGUスタートアップDay2

 SGH事業を始めて5年、これまでずっと、どうしたら生徒達は課題を自分事として捉え、主体的に探究活動に臨んでくれるのだろうという課題と向き合ってきました。今年度はカタリバさんと協働して、自分が本当にやりたいことに取り組む環境を整えることで、生徒達の主体的な活動を促すことを主眼に置いています。当初の予定では、この日にグルーピングを行うこととしていましたが、カタリバさんと相談して、生徒達が自分が本当にやりたいことは何かと考えられる時間、自分自身と向き合う時間を、もう少し取ろうということになりました。
 3, 4校時に理系を、6, 7校時に文系を白堊ホールに集めて授業を実施しました。本日設定した目標は…
 ・物事に対する「問い」を持つ感覚を持つことが出来る
 ・自分の北極星に対する「問い」を見つけることができる(北極星とは、実現したい社会、描きたい未来のことをさします)
の2点です。
 前回の授業で取り組んだMy Willを元にして、生徒達は自分の北極星の姿を徐々に掘り出していきます。その際に必要なのが、自分に対して問いを発すること、そしてその問いを重ねることです。一般的には、問いを重ねていくと、物事の理解や思考が深まりますが、それを北極星に応用するのです。
 カタリバのくるみさんが、スクリーンに不思議な写真を映し出しました。生徒達の頭の中には、いろんな疑問が浮かびます。一つの疑問を解消すると、また次の疑問が頭に浮かびます。この活動を通じて、問いの出し方を練習しました。
 そしていよいよ、生徒達自身が、自分のWillを問いによって深め、北極星を掘り出す時間です。
 「なぜ」「本当に」「具体的には」といった汎用性の高い問いをどんどん用いたり、ゲストの皆さんや2学年の教員のサポートをもらって、生徒達は自分の北極星の輪郭を朧気ながらもつかめてきたようです。
 授業後の生徒達の反応を、以下に抜粋します。
 ・もう一度北極星を考え直してみて、自分が本当にやりたいことをマイプロとして取り組
 みたいと思いました。
 ・自分の北極星に問いを出していくことで、さらに興味が深まっていくことがわかった。
 ・自分軸で話すことは中高生になってからあまりしなくなったので、久しぶりに自分の意
 見をしっかり言って相手の意見も聞けてとても有意義な話をできました。
 ・自分と向き合うことがしっかりと出来たと思う。

北極星の例
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