校長挨拶

本日は、岩手県立沼宮内高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

本校は、昭和23年に創立されて以来、「自らの進路を切り拓き、社会に貢献する意欲にあふれ、知・徳・体の調和のとれた自立した心豊かな人間を育成する。」を教育目標とし、今年で75年目を迎えます。校章の「雪持ち笹」は、笹をおおう雪の白さ、雪の重さに耐える笹の柔軟さ、凍てつく冬を耐える粘り強さを表しており、校訓の「清潔・強靱・寛容」につながっています。

校舎は、多くの彫刻が見守る彫刻公園や石神の丘美術館〈花とアートの森〉を一望できる高台に位置し、校舎内外には感性豊かな生徒・卒業生が制作した絵画、彫刻、ポスターなどが多数展示され、生徒は文化の香り高い環境のもとで、勉学や部活動、学校行事に全力投球し、いきいきと学校生活を送っています。

学習においては、基礎・基本を重視しつつ、進学・就職どちらにも対応できるカリキュラムを取り入れており、社会人としてのマナーを身につけ、生涯にわたって学習する態度を育成し、一人ひとりの進路希望の実現のために丁寧できめ細かな指導を行っております。

部活動においては、インターハイ優勝の実績を持ち、全国屈指の強豪校として活躍するホッケー部を中心に、運動部、文化部とも、自分たちの目標を見据え、切磋琢磨しながら自己の技量を高め、それぞれの分野で成果を上げています。

また、令和4年3月に、SDGs未来都市に選定された岩手町と「持続可能なまちづくりの実現に向けた地域共創人材育成の推進に関する連携協定」を結び、様々な面でバックアップをいただきながら、生徒の成長に資する活動を推進しております。本校は、当たり前のことを当たり前にできる沼高生を育て、全ての生徒・保護者が入学してよかったと思う学校、ふるさとを支え、地域に愛され応援される学校を目指して参ります。今後とも、沼宮内高校へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

岩手県立沼宮内高等学校校長 菊池省治