学校紹介 
 
 


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岩手県立水沢工業高等学校
校 長    小野寺 訓   


 ようこそ、「すいこう」のホームページに!

 令和6年度の幕開けは、昨年度5月にようやくコロナ禍が明けたことから、制限と縛りのない活動の企画ができています。桜の開花が待ち遠しい中の入学式では、132人の「すいこう生」を新たに迎え、全校生徒378人となりました。

 令和の幕開けに希望を抱いて間もなく、全世界は新型コロナウイルス感染症と戦い、人類が長い歴史の中で培ってきた知識と技術をもって克服しました。この苦境の中でも、科学の発展は歩みを止めませんでした。自動車は自動運転の限定的実用化がなされ、ドローン利用の多様化と発展、AIIoTによる産業形態の変化と改革等。飽くなき生活の利便性の追求はとどまることを知りません。しかし、感情と気持ち、メンタル的なところについては、人類はどのように育んできたのでしょうか。コロナ禍中でのマスク越しの人付き合いは、あきらかに多感な時期の子ども達のメンタル的な成長に足止めを生じさせました。会話という意思表示のやりとり、気持ちを表す表情つくりと仕草、表情から相手の気持ちを察することなど、自分表現と相手受容の機会が多く奪われました。

高校生活は、子ども達の成長にとって大きな役割を占めている期間です。「すいこう」は半世紀に及ぶ工業教育に基礎を置きながら、今求められる子ども達の成長につなげてきています。それは、新学習指導要領で示されている協働的な学びの実現です。作業実習による体験的な学びや共通目標を持つ部活動です。教室の机上の本、文房具にだけ縛られず、工具と機械に触れ、学校を飛び出しての体験的な学習を推し進めているのが、ここ「すいこう」です。

本校では、公開していますスクールポリシーを教育方針の根本とし、教育活動の原点としております。胆江地区の産業人材を育成・輩出する工業高校としての教育方針です。地元企業様からのご支援や、地域の種々の学校様との交流、商工関連の行政各部署様のご協力を得ながら、「未来を切り拓く力」を伸ばすべく、開かれた学校として教育活動を展開しています。本校は、機械科、電気科、設備システム科、インテリア科の4学科があります。いずれも地元産業を支える人材育成と輩出には、大きな使命を抱き、それぞれの学科の特徴を生かしながら、地域とともにある学校として学校内外で生徒たちの活躍の場を展開しています。

このホームページはアプリ「note」を通して、そんな本校「すいこう」の取り組みを随時紹介していきます。ぜひご覧いただき今の「すいこう」をご理解され、さらには生徒の成長につながるご意見を賜れば幸いです。また、小学校と中学生の皆さんには、自分が高校生になった姿を重ね、夢を抱いてもらえれば、次世代に「つなぐ」役割を「すいこう生」ができたとうれしく思います。


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