岩手県立 盛岡第三高等学校
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三高図書館の運営基本方針


本校の図書館は生徒の読書に対する意欲を高めるために活動します。

 現代はさまざまなメディアが普及していますので、娯楽や情報の入手は本に限定されるものではありません。読書をするという行為には他のメディアを利用する場合よりも多くのエネルギーと根気が要求されます。しかし、読書によって得られる知識や思考、情感は、他のメディアによって得られるそれよりもはるかにその人の人生に大きな糧をもたらしてくれるものではないでしょうか。本校の図書館は、生徒のみなさんが日常的に本を読むという行為を習慣化していくための手助けをしていきたいと考えます。そのために本校の図書館は、生徒のみなさんがハード面でもソフト面でも「本を読みたい」と思うことができるような環境を整備していきます。
 図書館に入荷する本は、できる限り生徒が読みたい本を優先させます。カウンターに「図書購入希望箱」があります。読みたい本を紙に書いて投函してください。無記名でかまいません。マンガでも雑誌でもかまいませんが、多少の選定があることは承知しておいてください。本校の図書館を利用できるのは本校に在学しているあいだだけです。できる限り生徒のみなさんが読みたい本、進路や人生を考えるうえで必要な本をそろえていきたいと思います。

 

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本校の図書館は生徒の利便性を第一に考えて運営します。

 図書館は原則として施錠しません。学校が開いている時間帯であれば、生徒は自由に図書館に入館して利用することができます。土日や休日、長期休業中であっても同様です。電車やバスの都合で朝早く登校する生徒、土日の部活動の前後を生徒のみなさんはいつでも読書や学習に利用することができます。広々とした内部には40人分のキャレルデスク(閲覧机)があります。側面にしきり板がありますので、周囲に惑わされることなく集中して読書や学習に利用できます。中央には大テーブル、丸テーブルもあり、グループでの調べ学習にも利用できます。また、生徒が自由に利用できるインターネット常時接続のPCが2台設置されています。
 図書館の本はカウンターのPCに付属しているバーコードリーダーを使って、セルフで借り出すことができます。早朝や授業の合い間、土日や休日にも本を借りたり返したりすることができます。ただし、災害上の安全対策から平日17:00以降はPCの電源をオフにしています。その場合は、図書館カウンターに置いてある「図書貸出簿」に各自で必要事項を記入したうえで借り出すことになります。返却図書はいずれの場合もカウンター脇の返却棚に置いておけば、図書委員が昼休み等に返却処理を行います。

 

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本校の図書館は利用を通じて生徒の道徳教育の一助とします。

 上記のようなシステムを導入した当初、やはり本の紛失が少なからずありました。そのたびに「元に戻す」、つまり開館時間を昼休みと放課後の一定時間帯に限定し、本の貸出は必ず図書委員の手続きを経て行い、その他の時間帯は施錠する、ということも検討してきました。しかし、紛失に気づいた時点でクラスの図書委員からクラスで直接に返却の呼びかけを行ったり、啓蒙のポスターを掲示して、無断の持ち出し行為が不正行為であるということとルール遵守の大切さを生徒の良心に訴えてきました。このような地道な活動を積み重ねることによって、本の紛失は日を追うごとに確実に減少してきています。本校における図書委員の最大の役割は本の整理や貸し出し業務ではなく、このような活動を通じて生徒の良心を呼び起こすことだと考えています。
 本校の図書館は、不正行為を防止するために監視体制を強化して生徒の利用を制限するのではなく、いついかなる場合でも良心に従って考え、判断し、行動することができる人間を育成するための教育の場として学校図書館を位置づけています。

 

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