岩手県立 盛岡第三高等学校
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学校案内

令和6年度 学校案内

こちらをご覧ください。


校長挨拶

校舎から見える岩手山

 本校は昭和38年に創立され、以来、本県の中核校として、また東北でも有数の進学校として着実な発展を遂げ、昨年度、創立60周年記念式典を挙行したところです。同窓生は約1万9千人、有意な人材を輩出し、本県はもとより、広く国内外のあらゆる分野において活躍をしています。

 本校には二つの校訓があります。一つ目の校訓は「随処為主」、創立以来の校訓です。何事にも主体性を持って取り組む三高生のあるべき姿を示したもので、環境や境遇に左右されずに、常に自分の意思と判断で行動する姿勢を持って生きていくという理念でもあります。二つ目の校訓は、創立40周年の際、生徒会が中心となって作った「鴻鵠之志」です。この校訓には、将来に向けた高い志を持ち、努力を惜しまない人間に成長してほしいという期待が込められています。これら二つの校訓のもと、文武不岐を掲げ、自主性を持ち、仲間と切磋琢磨しながら、至誠一筋向上にいそしむ校風は、「さわやか三高」として確実に受け継がれています。

校舎写真 本校では、質の高い学びを引き出すことを意図し、どのような資質・能力を育むかという観点から、学びの在り方の問い直しを含めた授業改善の取り組みの総称を「参加型授業」と命名し、生徒全員が50分間、主体的・協働的に取り組み、深い学びをもたらす授業を目指し、授業改善に取り組んでいます。「参加型授業」により、本校における学びは、基礎となる知識や技能を着実に自分のものとすることのみならず、「自ら考え、自ら学び、自ら発信すること」を重視し、意欲的かつ主体的な学びに結びつけていくことを目指しています。また、平成23年度から6年間実施した「SSH(スーパーサイエンススクール)事業」を受け継ぐ形で、平成29年度からは「SRH(サイエンスリサーチハイスクール)事業」を始め、課題解決型の教育実践を通して、思考力・表現力・判断力等の育成に一層力を注ぎ、本校が目指す自主・創造・友愛に満ちた人間の育成に努めているところです。

 部活動や生徒会活動、ボランティア活動等においても、毎年優れた成果をあげています。重視するのは、様々な取組の過程において、生徒諸君のどのような面が成長したのかということです。学業に励みつつそれぞれの目標に向かってひたむきに努力を続ける姿は、リーダーとしての能力を養うだけではなく、個々の人間力を高めていくものだと捉えています。

 一昨年度、創立60周年を迎え、新たな一歩を踏み出した「さわやか三高」は、生徒、保護者、地域の皆様の期待に応えるべく、時代と社会の未来を担う「瞳輝くリーダーを育てる学校」と、生徒個々の目標を実現できる「夢を叶える学校」を目指して、教職員が一丸となって取り組んでまいります。

校 長   木村 基

校 訓 - 随処為主(ずいしょいしゅ)

随処為主(ずいしょいしゅ)      付和雷同せず、主体性を持って生きなさいという「臨済録」の教えで、三高生のあるべき姿の基本を示している。

校 訓 - 鴻鵠の志(こうこくのこころざし)

鴻鵠の志(こうこくのこころざし)      羽ばたく鵬が持つ「遠大な大志」という意味で、向上一路の精神で理想を追い求め続ける気高い志のこと。

教育方針 令和6年度学校経営計画
教育方針
教育方針

1 教育目標

学校創立62年目を迎えた「さわやか三高」は、生徒、保護者、地域のさらなる期待に応えるために、その使命として、時代と社会の未来を切り拓く「瞳輝くリーダーを育てる」学校であること、そして、生徒個々の目標を実現できる「夢を叶える学校」であることを目指していく。

【育てたい生徒像】 - 自主・創造・友愛 -

@これからの時代のリーダーとなる、自主性に富んだ人間
A進取の意欲と高い志を持ち、社会の未来を創造する人間
B誠意と信頼で豊かな関係を築き合う、友愛に満ちた人間

2 目指す学校像

(1)「随処為主」の精神に則り、主体的に生きる人間を育成する学校

 様々な教育活動を通じて、生徒が自主的、主体的に行動するような学校づくりを進めるとともに、生徒の進路希望が継続的に達成できる学校であり続けるために、組織的で機動的な学校経営計画の実践を図っていく。


(2)「鴻鵠之志」の精神に則り、高い志を掲げる人間を育成する学校

 将来に向けた高い目標を掲げ、仲間と切磋琢磨しながら、努力を惜しまない生徒の育成を図っていく。


(3)「文武不岐」を礎に、知性と逞しさを備え、行動に移す人間を育成する学校

 文武両道を手段として「いいわけなしで自分を磨く」日常を送らせるとともに、一日の生活の中で「集中と転換」を意識させ、「知・徳・体」のバランスのとれた生徒の育成を図っていく。


(4)自らを律し、他者を尊敬できる、さわやかな人間を育成する学校

 さわやかな挨拶や礼儀作法等の基本的マナーをはじめ、将来、社会人として必要な基礎・基本を身につけるとともに、他者に対する敬意に満ち、仲間と協力し合える豊かな心の育成を図っていく。


(5)コミュニケーション能力をもった、「開かれた人間」を育成する学校

 主体的な思考力・判断力・表現力・コミュニケーション能力を重視した指導の下で、「自ら考え、自ら学び、自ら発信する」とともに、「他者から学び、広い認識を持てる」生徒の育成を図っていく。

3 令和6年度の取り組み方針

ア 授業改善と学習指導の充実のための取組

(ア)参加型授業の推進、互見授業や授業評価の実施等による授業改善、学びの自走を促すような学習指導
(イ)SRH事業による探究的な学びと STEAM 教育等の教科横断的な学びの推進

イ 豊かな心と健やかな体を育む教育の推進のための取組

(ア)健全な心身の育成と生命の尊重、倫理観や他者を思いやる道徳観の醸成
(イ)生徒の主体性の尊重と生徒と教師の日常的なコミュニケーションの重視

ウ キャリア教育の充実と生徒の希望進路の実現のための取組

(ア)中長期的な視点を持った組織的・戦略的な進路指導と、生徒・保護者が納得する進路選択を目指したきめ細かな指導による自己実現への支援
(イ)社会から情報を収集する力と社会へ情報を発信する力の育成

エ 地域とともにある魅力ある学校づくりの推進のための取組

(ア)ホームページや note の更なる充実による教育活動の積極的な発信
(イ)「いわての復興教育」の推進

オ いじめの早期発見と解消に向けた適切な対処のための取組

(ア)日常的な観察、面談、アンケート等による早期発見と積極的な認知
(イ)適切かつ迅速な情報共有に基づく組織的対応と保護者や関係機関等との連携

カ 生徒の人格を尊重し、不適切な指導を根絶する意識の醸成のための取組

(ア)子どもの権利条約等の理解と生徒の人権を尊重した指導の徹底
(イ)生徒の感情や心の状態の理解と心理的安全性の確保に向けた環境づくり

4 令和6年度の重点目標

重点目標 達成指標
ア 授業改善と学習指導の充実 ・「学習意欲が高まった」と答えた生徒の割合【80%以上】
イ 豊かな心と健やかな体を育む教育の推進 ・「子どもは明るく学校生活を楽しんでいる」と答えた保護者の割合【80%以上】
ウ キャリア教育の充実と生徒の希望進路の実現 ・「自己のあり方生き方を考え、進路実現のために努力している」と答えた生徒の割合【80%以上】
エ 地域とともにある魅力ある学校づくりの推進 ・「学校生活の様子を保護者や地域に積極的に発信している」と答えた保護者の割合【60%以上】
オ 実効的に機能する「学校いじめ対策組織」を構築し、組織的にいじめの未然防止・適切な対処に当たる ・「本校に入学後、友人関係がよくなった」と答えた生徒の割合【75%以上】
カ 生徒の人格を尊重し、不適切な指導を根絶する意識の醸成 ・「安心して学校生活を送ることができている」と答えた生徒の割合【80%以上】

教育方針 沿 革
教育方針
教育方針

昭和37年12月14日
岩手県議会において、高等学校急増対策として岩手県立盛岡第三高等学校(全日制普通科、定員900名)を昭和38年4月1日より設置することを議決
昭和38年 3月29日
盛岡市上田緑が丘30番地、岩手大学学芸学部の一部を借用改装
4月 1日
初代校長阿部寿一、教頭中居栄蔵以下教職員20名発令
4月11日
開校式並びに第1回入学式挙行(男子267名、女子90名、計357名、臨時学級増1学級分含む。)
4月30日
校章制定
昭和39年 4月 1日

岩手県高等学校体育連盟に加盟

岩手県高等学校野球連盟に加盟

5月28日
校是、校訓制定
9月10日
新校舎新築工事着工
10月12日
校歌制定
昭和40年 2月 8日
校旗制定
3月25日
新校舎第1期工事竣工
3月31日
財産分掌換、プール、グランド内スタンド、学校用地45,106.54平方メーター
3月31日
「昭和39年度学校基本調査」の成績優良につき文部大臣表彰を受賞
4月 8日
1学年新校舎を使用
昭和41年 2月 1日
岩手大学旧学芸学部校舎より2学年、3学年新校舎へ移転、全学年同一校舎にて授業
2月10日
新校舎第2期工事竣工
3月 8日
昭和40年度第1回卒業式、体育館にて挙行(男子259名、女子87名、計346名)
3月25日
第一体育館新築工事竣工
8月 3日
全国高等学校総合体育大会、男子体操会場(盛岡第三高校)に高松宮殿下、同妃殿下御来臨
11月 5日
同窓会より校門寄贈
11月11日
校舎並びに第一体育館新築落成記念式典挙行
昭和42年 3月28日
開校記念日を4月11日と制定
昭和43年 4月 1日
岩手県立高等学校の管理運営に関する規則の一部を改正する規則により定員18学級編成となる
昭和45年 3月31日
「昭和44年度地方教育費調査」の成績優良につき文部大臣表彰を受賞
10月 3日
第二運動場整地工事竣工
10月10日
岩手国体開催、ハンドボール競技予備会場
昭和46年 5月25日
テニスコート(2面)、バレーコート(2面)整地工事竣工
昭和47年 3月20日
弓道場並びに用品庫建築工事竣工
3月28日
柔剣道場建築工事竣工
4月 1日
岩手県立高等学校の管理運営に関する規則の一部を改正する規則により1学級臨時学級増、1学年7学級編成となる
7月13日
創立10周年記念事業としての日本庭園造成工事竣工
10月16日
作家田中澄江氏を招き創立10周年記念講演会を県公会堂において挙行
昭和48年 2月27日
岩手県立高等学校の管理運営に関する規則の一部改正する規則により2学級恒久増、昭和48年度から1学年8学級編成360名定員となる
昭和49年 7月 2日
特別教室増築工事竣工
7月25日
鵬記念館工事竣工
昭和51年12月 3日
盛岡第三高等学校教育振興会設立 初代会長に長岡誠一氏就任
昭和53年10月15日
高体連発足30周年記念碑建立
昭和55年 4月 1日
1学級臨時学級増により、第1学年9学級編成405名定員となる
昭和56年 3月31日
部室建築工事竣工
4月 1日
第1学年8学級編成360名定員となる
7月14日
岩手県高等学校文化連盟に加盟
11月13日
創立20周年記念樹としてケヤキ、シラカバを植樹
昭和57年 9月25日
創立20周年記念のつどい挙行(於 岩手県民会館大ホール)
昭和58年 3月 7日
第二体育館建設工事竣工
昭和59年 4月 1日
1学級臨時学級増により、第1学年9学級編成405名定員となる
昭和60年 4月 1日
第1学年8学級編成360名定員となる
昭和62年 4月 1日
1学級臨時学級増により、第1学年9学級編成405名定員となる
昭和63年 4月 1日
第1学年8学級編成360名定員となる
9月28日
プール延設工事竣工
平成 2年 4月 1日
1学級臨時学級増により、第1学年9学級編成405名定員となる
平成 3年 4月 1日
第1学年8学級編成360名定員となる
平成 4年 3月 5日
西側、北側カラマツ除伐
5月15日

創立30周年記念招待試合挙行

(招待校、宮城県立仙台第三高等学校及び青森県立青森東高等学校)

9月 5日
創立30周年記念三高祭開催
10月5日

創立30周年記念事業(於 岩手県民会館)

シンガーソングライターさだまさし氏を招き音楽鑑賞会

10月22日
創立30周年記念事業としての校訓碑建立
10月24日

創立30周年記念式典挙行(於 岩手県民会館)

東北大学学長西澤潤一氏を招き創立30周年記念講演会を挙行(於 岩手県民会館)

平成 5年 9月30日
校舎北側にイチイ植樹
平成 6年 3月 8日
スポーツトラクター購入
10月 4日
第1体育館改修・吹奏楽部室新築工事着工
平成 7年 3月24日
第1体育館改修・吹奏楽部室新築工事竣工
4月 1日
1学級臨時学級増により、第1学年9学級編成387名定員となる
平成 8年 4月 1日
1学年8学級編成320名定員となる
平成10年 3月31日
弓道場落成式
4月 1日
1学級臨時学級増により、第1学年9学級編成360名定員となる
平成11年 4月 1日
1学級8学級編成320名定員となる
平成12年 7月 6日
新校舎等改築工事着工
平成13年11月 2日
新校舎等改築工事竣工
12月18日
新校舎へ移転
平成14年11月19日

新校舎落成並びに創立40周年記念式典挙行(於 岩手県民会館)

中村桂子JT生命誌研究館館長を招き創立40周年記念講演会を挙行(於 岩手県民会館)

平成15年 3月 6日
テニスコート(全天候)工事竣工
9月26日
グランド工事竣工
平成17年 4月 1日
1学年7学級編成280名定員となる
平成18年 4月 1日
1学年8学級編成320名定員となる
平成23年 4月 1日
1学年7学級編成280名定員となる
平成23年 4月 1日
スーパーサイエンスハイスクールに指定を受ける
平成24年10月13日

創立50周年記念式典挙行(於 岩手県民会館)

山形大学工学部有機デバイス工学専攻教授 木戸淳ニ氏を招き創立50周年記念講演を挙行

(於 岩手県民会館)

平成24年10月31日
創立50周年事業として、校訓石碑(鴻鵠之志)建立、庭園整備、ケヤキを植樹
平成29年 3月31日
スーパーサイエンスハイスクールの指定を終了する。
平成29年 4月 1日
サイエンスリサ−チハイスクール事業を始める
令和2年 8月13日 ICT機器設置
令和3年 8月24日 エアコン設置工事竣工
8月25日 おおとりホール吊り天井改修工事竣工
令和4年10月14日 創立60周年記念式典挙行(於 岩手県民会館)
株式会社NTTドコモ 柏崎健太氏を招き創立50周年記念講演を挙行


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