平成29年2月24日(金)、本校第1体育館において、1年間のSSHの取り組みの成果を紹介することを目的としたSSH発表会が開かれました。
午前中には、1年生がSSHの総合学習であるSSRの取り組み成果として、「東日本大震災からの復興」というテーマでプレゼンテーションを行い、引き続きアプライド英語(SSH科目としての英語)の取り組み成果として「Person of Influence 〜社会を変えた人々の人生〜」という偉人をテーマにしたプレゼンテーションが英語によって行われました。
その後、2年生の英語によるディベートが行われました。予選を勝ち抜いた2チームが「日本政府は原子力発電所を廃止すべきか」というテーマで論を交わし、授業のなかで磨かれた英語力と論理的思考力が発揮された発表でした。
午前中の後半から午後にかけては、2年生SSクラス(2年7組)の生徒による課題研究(緑丘ラボU)の発表でした。8月の三高祭で行った中間発表から格段に完成度が上がり、実演等も交えてより高度なプレゼンテーションが下記の順番で行われました。
1物理:圧電素子の有効性
2物理:グラスハープの性質について
3化学:不動態と硝酸濃度の関係について
4化学:ムラサキキャベツ抽出液の安定化
5生物:スジエビの体色変化
6物理:揚力と翼の形状について
7物理:錯視について
8数学:ルービックキューブの研究
9地学:三馬橋付近で見つけた岩手山岩屑なだれ堆積物について
10生物:スプライトを用いたカフェインの成長促進効果について
11数学:螺旋の研究
複数回の発表経験を持つチームが多く、プレゼン能力も着実に向上している様子がみられました。また、本校のSSH事業でその育成がねらいとされている、科学的探究力や論理的思考力、発展的対話力が育っていることは、内容に深く踏み込んだ活発な質疑応答からもうかがわれました。
その他、SD総合U(2年生のSSH総合学習)では、SSクラス以外の全生徒が授業の中でグループ毎に様々な分野の課題研究を行いました。合計87のテーマで作成されたポスターが体育館壁面に掲示され、生徒をはじめ一般参加の方々にも目を通していただき、アンケートから「テーマの目の付け所が良かった」「全体的に仮説や調査結果、考察などがよくまとめられていた」といった感想をいただきました。 |