12月11日(水)7校時 クラス代表中間発表会前回のクラス別中間発表会を経て選ばれた代表が、白堊ホールで発表を行いました。さすがクラス代表ということもあり、それぞれが自分の北極星に真摯に向き合い、主体的に探究を行ったことが窺える、素晴らしい発表ばかりでした。 各クラスの代表と、その北極星、探究の概要は以下の通りです。 2-1 古舘愛夏「健康的に減量する」自身が柔道部に所属し、厳しい減量の経験から、無理なく筋力を落とさずに減量する方法を探る探究。 2-2 野中彩、花石珠実、吉田桜「ゼロをプラスにする - 障がい者の認知度向上のために」障がい者の認知度を向上させるため、障がい者が製作するお菓子などを、不特定多数のお客さんが訪問する商業施設とコラボレーションしてプロモーションを行う。 2-3 石川怜、鈴木幸恵、杉村愛「誰でも気軽に将棋を始められる社会を作る - 初心者向けゲームの開発」自分達の大好きな将棋の魅力を、世界中の人に知ってもらうため、初心者向けのゲームを作製。 2-4 鎌田朋嘉、菊池夏未、佐藤園香、斉藤陽麗「嫌なことをされない社会」ドッキリをしかける番組を見ていて、ある芸人に対して同情の感を抱いたのをきっかけに、ドッキリについてどう思うかアンケートを実施。 2-5 鈴木愛乃、金村璃歩「頑張っている人が輝ける社会」当初は自分達の進路希望から、医療従事者に注目していた。しかしフィールドワークを重ねるに従い、様々なフィールドでそれぞれ輝いている人達の存在を知った。夢を抱き、頑張っている人が一層輝ける社会の構築のために、今はキャリア教育に注目している。 2-6 大津武「スタンド湧かす永遠のアーチ - 野球で熱く盛り上がる社会」昔から野球が大好き。自身は応援団に所属しているが、野球応援の楽しさをもっと多くの人に伝えたい。本校硬式野球部の試合を自由に観戦できる企画を来春実現したい。 各班、それぞれのバックグラウンドによって、独創的で主体的な学びを深めていることがわかります。最初は主観的自己中心的だった探究テーマも、どのように社会に貢献できるかという視点で深掘りすることで、意義深い探究と変化を遂げます。上記のように、高校生らしさやジブンゴト感に溢れる、多彩なテーマが数多く見られたのは、カタリバさんを始めとして、たくさんの方々に関わっていただいたおかげです。ありがとうございました。 今回1位に輝いたのは、2-3の将棋ゲーム製作班です。この班のアクションは圧巻です。実際にゲームを試作し、たくさんの人に試用してもらう。一人ひとりからフィードバックを受け、指摘された箇所をまた改良するというPDCAサイクルを何度も何度も回しています。観覧した生徒達も、感銘を受けていました。高校生はこんなにすごいことができる!と実感できたのでしょう。きっとその原動力は、「好きなこと、やりたいこと」を探究テーマとすることです。 将棋ゲーム班は、2月中旬に行われるマイプロジェクト・アウォード岩手県サミットに、本校からの推薦枠という形で参加します。しかしながら、書類選考を通れば、今回推薦枠を勝ち取ることができなかった班も、参加資格を得られます。 本発表会で他の班のパフォーマンスを目の当たりにし、やる気に火がついた班もありました。ぜひ、熱いプレゼンテーション合戦を、マイプロ岩手県サミットでも見せてほしいと思います。 | ||