2月27日(木)2〜4校時 第一体育館 SGU全体発表会一年間の活動の総括として、そしてSGH指定最終年度の集大成として、SG課題研究発表会を行いました。例年同様、前半は代表班がスクリーンに投影してプレゼンテーション、後半はそれ以外の全ての班がポスター・セッションを行います。例年と異なるのは、班の数が膨大なため、今回は白堊ホールではなく、第一体育館を使用した点です。 外部からも岩手県教育委員会をはじめとして、たくさんのゲストにお越しいただきました。 前半の代表班に選ばれたのは、先日2月16日(日)に行われたマイプロジェクト・アウォード岩手県サミットで「代表プレゼンサポーター賞」を授与された2組と、SG台湾フィールド・ワークに参加した班の代表です。タイトルと生徒は以下の通り。 "Help Women Be More Confident in Their Beauty" 2-5藤澤、1-6立花 「障がい者の認知度向上を目指して」2-1吉田、2-2野中、花石 「誰もが気軽に将棋を始められる社会を作る」2-3石川、2-5鈴木幸、杉村 岩手県教育委員会事務局、松本諭指導主事より、代表班の発表とこれまでの取り組みについて、指導助言をいただきました。 後半は外部ゲストに加えて、一年生や2年理数科の生徒をオーディエンスとして迎え、全ての班がポスター・セッションを行いました。後輩に恥ずかしい姿は見せられないと、いずれの班も堂々と探究成果を発表していました。 最後に講評として、一年間お世話になったカタリバのお二人からコメントをいただきました。 鈴木胡美さんからは「自分のテーマや自分自身について、いきいきと語っていた姿から、みんなの思いが感じられた。一年間、探究活動にしっかりと向き合ってくれたことがわかった。これからの学びにも繋げていってほしい。」とメッセージをいただきました。 渡邊洸さんからは「これまでの活動を振り返ったとき、もっと社会と繋がっていれば、別の展開を迎えたかもしれない。それを想像してみてほしい。社会の構成員として生きる意義を、もっと実感できるはず。これからの時代を社会を支えるのはみんななのだから。」と新たな学びの可能性を示唆していただきました。 お二人の言葉のおかげで、本発表会は探究活動の終わりではなく、むしろ新しい学びの始まりであることを認識できました。 これをもって本校SGHの活動は終わりを迎えます。しかしながら、本事業を通じて得られた学びには、生徒達にとってはもちろんのこと、本校にとっても大きな意味があります。今年度の事業報告書から一節を引いて、結びとしたいと思います。 「こうしてSGH指定期間の5年間を通じて培ってきた本校独自の探究活動のエッセンスとは、ひとえに『人との繋がり』に集約される。盛岡市の佐藤俊治さんを介して繋がる、盛岡市の大人達。講演会で毎年お世話になっている村尾隆介氏。民間企業の勢いと理系のフィールドを提供してくれるTOLIC。そして、探究活動の肝となる『自分事』『自走』を促す仕掛けを担ってくれるカタリバ。こうした人達と学校として繋がりを得、これからもその連携を強めていけることが、この事業の大いなる財産であったとして、本章を閉じる。」 これまでご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いします。 | ||