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高等部

○高等部概要

本校は学校教育法施行令第22条4の3に規定する病弱者(※1)を対象とする支援学校です。

高等部受検時には、医師の診断書の提出が必要となります。
 また、寄宿舎等生活の場は設置しておりませんので、受検を検討される場合は生活の場を確定したところでの願書(※2)の提出をお願いしています。  

高等部には「通常学級」と「重複障がい学級」の2つの教育課程があります。

 通常学級は準ずる教育課程、つまり高等学校の教育課程として認められている学習内容を履修します。ただし、高等学校と全く同じではなく、高等学校の学習内容に加えて特別支援学校独自の内容も盛り込まれています。単位の修得には各科目とも授業時数の3分の2以上出席することが条件となります

重複障がい学級は作業学習を中心とした特別支援学校の教育課程で学習します。 作業学習は週9時間で、手織、委託、陶芸の3つの作業班で構成しています。作業の技術の習得を目指すほか、礼儀や言葉遣い等、社会に出て行くために必要な基本的なマナーについても重点を置き、学習します。

高等部では、就労や進学を目指し日常の教科学習、資格取得に向けた課外学習に取り組む生徒や、将来の自立に向けて教科学習や作業学習に取り組む生徒など、自分の病気や障がいに向き合いながら社会自立・参加に向けた学習を行っています。

【通常学級】

病弱者である生徒を対象とし高等学校の各教科の目標・内容に準じた教育課程

【重複障がい学級】

 病弱者であることに加え、他の障がい(知的障がい、肢体不自由障がい等)を併せ有する生徒を対象として特別支援学校の高等部の各教科の目標・内容に準じた教育課程


※1 学校教育法施行令第22条の3【病弱者】

病弱者

1 慢性の呼吸器疾患、腎臓疾患及び神経疾患、悪性新生物その他の疾患の状態が継続して医療又は生活規制を必要とする程度のもの

2 身体虚弱の状態が継続して生活規制を必要とする程度のも

左の基準に該当すると医師が診断したもの

※2 願書:出願資格  

学校教育法施行令第22条の3に規定する程度の病弱者で、該当する年度の3月末日までに中学校若しくは特別支援学校中学部を卒業した者、又は卒業見込みの者。

(1)慢性の呼吸器疾患、腎臓疾患及び神経疾患、悪性新生物その他の疾患の状態が継続して医療又は生活規制を必要とする程度の者。

(2)身体虚弱の状態が継続して生活規制を必要とする者。


○学部目標

 卒業後の社会参加・自立に向けて支援する。
 (1)自身の病気や障がいを理解し、受け入れ、
   他者と協力し合いながら学ぶ生徒
 (2)進路実現に向け目標をもって積極的に
   活動する生徒
 
○教育課程 (以下のリンクへジャンプ)

学校案内 > 教育課程 > 高等部教育課程

○児童・生徒数 (以下のリンクへジャンプ)

学校案内 > 児童・生徒数

○行事
      
・高等学校総合体育大会総合開会式(5月)
 生徒会執行部が参加しました。
 
 

・学校祭(10月〜11月)
  高等部の生徒が一人一人積極的に取り組む行事です。
 ステージ発表や作業班で作った製品の販売も行っています。

 
・修学旅行
 高等部は関西方面に修学旅行へ行きます。
 
 
・予餞会
 学級や学年ごとに工夫を凝らした演出で、
卒業生、在校生が一体となる心温まるイベントです。

 お世話になった三年生へ感謝の気持ちを込めて卒業生が発表を行います。
 
 
   
 ○部活動
 
高等部には、「バドミントン部」「総合文化部」「音楽部」があります
個人での活動、チームとして真剣に取り組む活動等充実した内容となっています
 
 「バドミントン部」
 バドミントンの基礎基本を習得し、オープン大会、高等学校総合体育大会の参加等練習に励んでいます。練習試合でのかかわりも含め同年代の高校生と同じ舞台で競い合い、生活経験の拡大も図っています。
 
 
 「総合文化部」
 囲碁や将棋等様々なゲームに取り組み大会での勝利を勝ち取り表彰台を目指し練習に励んでいます。
 ハンドメイド製作やイラスト制作等自分の趣味を広げ探求する活動をしています。
 
 
 「音楽部」
 軽音楽活動に取り組んでいます。
 予餞会等、コンサート発表を発表をしています♪ 
 
 
 ○作業学習
 
 高等部では週9時間(火・水・木曜の2〜4校時)の作業学習を行っています。
 今年度は、15名の生徒が「手織班」「陶芸班」「委託班」の3班に所属しています。それぞれの作業活動を通して、働く意欲や態度を養い、技術を高め、責任感や達成感をもつことを目標に取り組んでいます。「作業学習十二箇条」に沿って、学期毎に「目指す姿」(作業での目標)を各自設定し、前期、後期それぞれ自分で反省し担当の職員と振り返りをしています。
 
 
  外部受託作業として、市内の様々な企業や団体等の皆様のご理解とご協力のもと、定期的にお仕事をいただいて作業に一生懸命取り組んでいます。主な作業内容は、資料やチラシの封入作業や箱折り、ラベルシール貼り等です。少ない人数ですが、お引き受けした仕事は正確さ・丁寧さ・納期厳守を心がけ、責任をもって仕上げています。

     
 
 
  陶芸班では、「水肥」による粘土の調整や、「たたら」による皿作り、「型」を利用した箸置き作成、手ろくろや電動ろくろを使用した湯飲みやカップ成形など、習熟度に応じてそれぞれの作業に取り組んでいます。年間を通して作業することにより陶芸の技術も向上しますが、作業に集中して取り組む力、こまめな連絡・報告・相談を心がけることなど、社会につながる資質を身に付けられるように活動しています。

    
 
 
  それぞれの生徒がひとり1台ずつの織機を利用して織物を織っています。できた織り布を使って、マフラー、クッション、バッグ、コースター、ネックストラップなどの製品を作り、販売しています。同じ横糸で織る、長さを測って織る、布を裂いて織る、2色交差・3色交差で織るなどの織り方があります。また、織機に縦糸を取りつけるために、縦糸整経、筬通し、綜絖通し作業やミシン・ロックミシンを使っての製品作りにも取り組んでいます。
 
   
 
 
 前期、後期作業学習でのまとめとしてひとりひとりが作業の成果を発表しています。授業への出席、作業量、作業学習での働く態度等様々な観点から自己評価しています。
 
   
 

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