高等部では週9時間(火・水・木曜の2〜4校時)の作業学習を行っています。
今年度は、12名の生徒が「手織班」「陶芸班」「委託班」の3班に所属しています。それぞれの作業活動を通して、働く意欲や態度を養い、技術を高め、責任感や達成感をもつことを目標に取り組んでいます。「作業学習十二箇条」に沿って、学期毎に「目指す姿」(作業での目標)を各自設定し、前期、後期それぞれ自分で反省し担当の職員と振り返りをしています。 |
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外部受託作業として、市内の様々な企業や団体等の皆様のご理解とご協力のもと、定期的にお仕事をいただいて作業に一生懸命取り組んでいます。主な作業内容は、資料やチラシの封入作業や箱折り、ラベルシール貼り等です。少ない人数ですが、お引き受けした仕事は正確さ・丁寧さ・納期厳守を心がけ、責任をもって仕上げています。 |
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陶芸班では、「水肥」による粘土の調整や、「たたら」による皿作り、「型」を利用した箸置き作成、手ろくろや電動ろくろを使用した湯飲みやカップ成形など、習熟度に応じてそれぞれの作業に取り組んでいます。年間を通して作業することにより陶芸の技術も向上しますが、作業に集中して取り組む力、こまめな連絡・報告・相談を心がけることなど、社会につながる資質を身に付けられるように活動しています。 |
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それぞれの生徒がひとり1台ずつの織機を利用して織物を織っています。できた織り布を使って、マフラー、クッション、バッグ、コースター、ネックストラップなどの製品を作り、販売しています。同じ横糸で織る、長さを測って織る、布を裂いて織る、2色交差・3色交差で織るなどの織り方があります。また、織機に縦糸を取りつけるために、縦糸整経、筬通し、綜絖通し作業やミシン・ロックミシンを使っての製品作りにも取り組んでいます。 |
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前期、後期作業学習でのまとめとしてひとりひとりが作業の成果を発表しています。授業への出席、作業量、作業学習での働く態度等様々な観点から自己評価しています。 |
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