本校は明治36年(1903年)に開校し、今年度創立121年目を迎える伝統校として農業をとおして地域に貢献できる人材の育成を目指し、地域農業の先駆者としてのみならず、産業・経済・教育・地方自治等の各界で活躍される多くの有為な人材を地域社会に輩出してきました。
本校には、他の高校にはない、貴重な体験や物語が待っています。広い大地を学びの場とし、生き物に接しながら感性を磨いていける強みがあり、農・食の専門的な学びを通して、生命(いのち)の尊厳や食の魅力を知り、様々な学習活動に仲間と協力して取り組むことで、力を合わせて成し遂げることの楽しさを味わうことができます。
生徒たちは、日々授業や実習、学校行事、部活動、農業クラブなど、さまざまな活動に意欲的に取り組んでいます。今年度、「『チーム水農』で生徒と教職員が一体となって魅力ある学校づくりに取り組む組織体制の確立」をテーマに、さまざまな教育課題と向き合いながら、地域の期待に応えられる高校として、個性を大切にし、協調と他人を思いやる心を持ち、明るく快活で健やかな心と、気力・体力・勤労意欲を身につけた社会人を地域社会に送るべく職員一同力を合わせて教育活動に専念して参ります。
今後とも魅力ある学校づくりの一層の推進と、地域とともに歩む学校を目指し、全職員一丸となって取り組んで参りますので、よろしくお願いいたします。
岩手県立水沢農業高等学校 校 長 佐 藤 紀 文
努 力 誠 實 質實剛健
1 個性を大切にし、協調と他人を思いやる生徒の育成
2 明るく快活で健やかな心と、たくましい気力・体力・勤労意欲を身につけた創造性豊かな職業人の育成
3 総合科学としての農業教育の理念に基づいた、知性と感性のバランスがとれた
1 基本的生活習慣の確立を図る
(挨拶や規範意識の醸成、健康な心身の育成、寮教育の活用)
2 基礎学力の定着を図り、地域を担う産業人を育成する。
(UD推進、複数指導、キャリア教育の推進)
3 生徒理解と相談支援の充実を図る。
(指導の統一化・共有化、早期相談支援と関係機関との連携推進)
4 生徒一人ひとりが誇りと自信を持つ取り組みを推進する。
(部活動や農ク活動の活発化、専門資格取得支援)
5 専門教育の充実と魅力を広く発信する。
(実験実習の工夫、学びの場の改善と充実、新学科理解促進)
6 生徒の「居場所づくり」と「絆づくり」を推進する。
(行事や特別活動への参加支援、GATBを活用した自己有用感の定着を支援)