スーパーグローバルハイスクール

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11月13日(月)その1
 旅の後半2週目初日の今日は、午前も午後も学術研修です。先週の語学研修の成果が試されます。朝は比較的あたたかい感じがしますが、見上げると曇り空です。ボストンの秋はもしかしたら晴天の方が寒くなるのかもしれません。雨降りにならないか心配ですが、室内での活動が大部分なので、今日雨が降ってしまって他の日に晴れてくれたほうが良いのです。降ったら降ったで前向きに考えましょう。
 3日ぶりのカフェテリアで朝食を済ませたら、地下鉄でハーバード大学へ移動します。キャンパスを見学しながら、肝細胞研究所(https://hsci.harvard.edu/ )に向かいます。10時からBrock Reeve所長(https://hsci.harvard.edu/people/brock-reeve-mphil-mba )の前で、ME&MYチームが今研修2回目のプレゼンテーションを行います。前回の指摘を踏まえ、堂々と発表を進めていきます。発表内容と英語が自分のものになってきているようです。発表に対するコメントはあまりありませんでしたが、その後のBrock Reeve氏によるプレゼンテーションと施設見学がたいへん充実したものでした。発表したふたりにとっても刺激的な経験となったようです。Lukez氏同様、プレゼンテーションでは高度なことを分かりやすく説明してくれます。肝細胞研究は報道では臓器の再生と移植の部分が強調されがちですが、研究面で重要なのはそこではなく、人体が本来持っている回復機能を有効化させるためであったり、ヒト由来の細胞を作って実験するためであったりするそうです。
 【ME談】:アルツハイマーは治せないが発症率を下げれば医療費を下げられるという話が印象的だった。高齢者が多い日本こそ、そのような予防医学に力を入れなければならない。前日の予習のおかげで、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の閾値の話がよく分かった。
 【MY談】:本来持っている再生能力を活性化させるという話には可能性を感じた。ヒトよりも優れている動物の再生能力に学ぶという視点や、多くの学問分野のスペシャリストの協力で進んでいく点が興味深かった。
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