スーパーグローバルハイスクール

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11月12日(日)
 2チームのプレゼンテーションおよびディスカッションの後は、Paul Lukez氏が手掛けているお仕事を紹介していただきました。氏の設計の根本には、経済・環境・アイデンティティの3分野での持続可能性(Susteinability)を重視する姿勢があります。その基本理念についての説明がなされた後、具体的な建築物や都市設計の例が紹介されました。立地や傾斜を取り入れた住宅(https://www.youtube.com/watch?v=zgITuuDAbQ4 )、杭州のパビリオン(https://www.youtube.com/watch?v=7e0qwG3yEm4 )、紹興近郊の湖沼地区での景観設計(Landscape Design https://www.youtube.com/watch?v=romUP323iMM )と、小さいものから大きいものの順に動画付きで紹介されていきます。最後の景観設計では中国の五行思想が取り入れられており、アイデンティティでの持続可能性を実現する具体的な事例が分かりやすくかつ壮大なスケールで示されました。生徒の中からは感嘆の声が聞こえてきます。このような仕事が生み出される工房も見学させていただきました。紹介された3例以外の進行中のお仕事も掲示されていますが、どれも壮大で機能性と持続可能性にあふれたものばかりです。3Dプリンターの実物もありました。
 地下鉄での遅れと充実した研修で、予定よりも1時間半遅れての昼食は、工房近辺のBBQ店(https://www.redbones.com/ )でいただきました。焼肉店のようなものをイメージしていましたが、テーブルには鉄板も七輪もありません。サンドイッチにサイドメニューをふたつつけるという形式で注文すると、特大ハンバーガーのようなサンドイッチが出てきます。量にも味にも大満足です。
 夕方は、Lukez氏の案内でノースエンドのイタリア人街を散策しました。18時に地下鉄の駅でお別れして、そのあとはオプションのボストンシンフォニー(https://www.bso.org/ )見学です。19時半から始まるこの日の演目はアマデウス。モーツァルトの生涯を描いた映画に生の音楽を重ねるというものです。公演が終わると用意された専用車で寮に帰ります。黒塗りの大型ベンツが待っていました。車の中では安心しきってみんな居眠りしています。寮に着いたのは23時。翌日に備えてあとは寝るだけです。
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