平成31年2月19日(火)6, 7校時 | |
本日は、各テーマの代表班により成果の共有をはかる、全体発表会を実施しました。岩手県教育委員会や保護者の方々に一年間の成果を見ていただき、一年間の活動の総まとめとしました。 発表順及びテーマは、以下の通りです。 1) 結婚・子育て141班「子育てサービスの需要増加」 2) 働き方改革145班「京セラから学ぶ働き方改革とは」 3) 食と農の連携175班「京都の農業と京都ラーメンの関連性」 4) 仕事とキャリア166班「魅力発信についての研究」 5) 子どもの貧困133班「子どもの貧困とその対策」 6) 盛岡ブランドの形成177班「和菓子の研究」 7) 移住・定住促進129班「地域活性化〜移住・定住者を増やすには」 8) 共生・国際化社会163班「共生の矯正」 9) その他162班「企業の魅力発信」 どの班も各テーマの代表とあって、夏季フィールドワークと関西フィールドワークによって得られた知見を相対化し、自分達なりに考察を加え、具体的なアクションプランを提示できていました。それにとどまらず、プレゼンテーションも立派に行っており、一年間の成長を感じさせてくれました。 また、聴衆としても主体的な姿勢が備わってきたように思います。各班の発表後には、「働き方改革を国からの圧力とネガティブに表現していたが、その意図は何か。自分達がフィールドワークを行った先では、国の施策を前向きに捉えていた」といった、自身の経験を元にした相対的批判的な質問が見られました。また、「ここで言う貧困の定義とは?」という議論の焦点を明確化する質問もありました。「その土地の魅力を発信するだけでは、移住定住を促進することはできないのではないか。移住定住には、その土地での生活を支えていけるだけの経済力を提供するという観点が必要ではないか」といった、論点の鋭い質問もあり、質疑応答も白熱しました。 教育委員会の松本諭指導主事からは講評の際、「次年度は事実の提示にとどまらず、戦略的な研究に取り組んでほしい」との助言をいただきました。自分達の直観を大切にし、それを仮説に繋げ、その仮説を裏付けるためのエビデンスを意識的に集める、といった探究活動の醍醐味について、生徒達は感じるところが大きかったようです。 この発表会をもって今年度の活動は終わりますが、生徒達はこの一年で学んだことを土台に、次年度は自分達で課題を設定し、探究活動を進めていきます。そうした土台作りに携わっていただいたたくさんの方々に、この場をかりて感謝を申し上げます。ありがとうございました。 |