岩手県内の病弱・身体虚弱の特別支援学校


病弱・身体虚弱とは

「病弱」とは、病気が長期にわたり、その間医療や生活規制が必要で、急性(一過性)ではなく、病気が慢性的に経過する状態をいいます。(呼吸器疾患・心臓疾患・腎臓疾患・脳性疾患・悪性新生物など)
「身体虚弱」とは、身体諸機能の異常を示したり、病気に対する抵抗力が弱いため、長期の生活規制が必要で、学校を欠席したり、健康な子どもと同じ教育を行うことによって健康を損なうおそれのある状態をいいます。
・病気にかかりやすく、かかると治りづらい。・疲労しやすく、疲労の回復が遅い。・身体の発育や栄養の状態が悪い。
・アレルギー症状をたびたび繰り返す。・頭痛、腹痛、その他の症状をしばしば訴える。
(精神・神経疾患、心身症、虚弱・肥満、皮膚疾患など)

病弱の特別支援学校の教育とは

慢性疾患のために長期にわたって医療又は生活規制を必要とする児童生徒が対象です。医療機関に隣接又は併設しています。病弱・身体虚弱の状態や特性を考慮した適切な指導を行うとともに、医療機関と連携して健康の状態の回復や改善、体力の向上を目指します。
養護学校へ通学して教育を受けることが難しい児童生徒には病院内へ教員を派遣して行う「訪問教育」があります。
近年では「心身症」「集団不適応」「対人関係」など多様な課題を抱えている子どもたちの増加が見られます。
学校名 所在地 電話番号 設置学部 特色
県立一関清明支援学校 一関市山目字泥田山下48-12 0191-25-3210 小・中・(高) 国立療養所岩手病院に隣接。小・中学部に通常、重複、重度・重複の学級を設置。
県立一関清明支援学校
千厩分教室
一関市千厩町千厩字北方105-1 0191-53-2275 千厩小学校の中に設置された分教室。
県立釜石祥雲支援学校 釜石市定内町四丁目9-5 0193-23-0663 小・中・(高)・訪問 国立療養所釜石病院に隣接している。
県立盛岡青松支援学校 盛岡市上田字松屋敷11-25
019-661-5125  
 
小・中・高・
訪問 
みちのくこども療育センターに入院(入園)している病虚弱児・情緒障がい児の他、通学生も在籍。岩手医科大学付属病院への訪問教育がある。
県立盛岡青松支援学校
もりおかこども分教室
岩手県盛岡市上田字松屋敷11-20
019-662-5257
小・中  情緒障がい児短期療養施設「ことりさわ学園」に入園している児童生徒が対象。  

平成21年4月 情報部作成