活動の見通しを持たせたり、言葉による指示の補助的手段として各種のカードを作成しています。
スケジュールカードや手順カード、指示カードなど、目的や使う場所等に応じて、大きさや形を工夫しています。
その子どもが分かりやすい形(写真・絵・シンボル・文字)で作成します。
カードを適切に利用することで、周囲の指示や援助を受けなくても一人で活動できることが増えてきました。
スケジュール(1日) | スケジュール(1日) | スケジュール(行事) | ||
小学部のあるクラスの1日のスケジュール。時計の絵をはって始まる時刻を示している。 | 中学部の校内実習中の日程表。普段の生活と時程が異なるので、わかりやすいように大きく掲示。 | 中学部重複障害学級の行事日のスケジュール。 | ||
スケジュール(個人1日) | スケジュール(1時間) | スケジュール(家庭用) | ||
個人用のスケジュールボード。終わったものから、右下の容器に入れる。 | 全体で集合する行事の場合に使用。今何をやっていてどれくらいで終わるのかを知らせる。 | 家庭で翌日の学校のスケジュールを確認するために使用。 | ||
手順(トイレ) | 手順(着替え) | 手順(朝学習) | ||
トイレでの手順カード。最初は指導者がつき、一つ一つ指さしをして促す。 | 制服から運動着に着替えるときの手順カード。運動着から制服に着替える場合のカードもある。 | 朝の勉強の手順カード。一人で学習の準備ができるようになるために使用。 | ||
意思表示(写真) | 意思の伝達(言葉) | 意思表示(シンボル) | ||
趣味の時間用の意思表示カード。自分のやりたいことを指さし伝える。カードを使って意思表示した場合は極力希望をかなえるようにしている。 | 相手に伝わる会話文や会話のパターンを身につけるためのカード。 | 本人が使用するだけでなく、指導者も一緒に使用する。児童生徒の実態や必要に応じて絵を変える。 | ||
立ち位置シート | 指示カード(掲示) | 課題カード | ||
集会時など、自分のいるべき場所がわからなくならないように床に置き、その上に立つ。 | 約束事をカードにして、その場所に掲示する。 | 上から順番にカードを取り課題が終わったらおしまいボックスに入れていく。 | ||
指示カード(携帯) | 指示カード(携帯) | 指示カード(携帯) | ||
学習中の約束事をまとめたもの。子どもによっては、言葉がけよりも、カードで視覚的に提示された方がわかりやすい場合もある。 | トイレの非常ボタンを押さないよう確認するカード。トイレに行くときに確認して持たせることもある。 | 指導者が持ち、写真を指さしながら確認する。 | ||
パズルカード | がんばりボード | ひとりで折れるもん!(折り紙手順表) | ||
トラジッションエリアからパズルの破片を持って目的地のパズルの土台にはめる。移動ツール。 | 作業の内容提示とともに仕事量を提示する。タイマーも使用。 | 折り紙制作の手本として提示する。 |
平成22年12月1日 研究部・情報部更新
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