本校は、昭和54年に岩手県立前沢養護学校として開校しました。平成5年には高等部が設置され、平成7年に現在の場所に移転しました。平成21年、「特殊教育」から「特別支援教育」への制度移行を機に、現在の校名に変更し今日に至ります。地域の皆様に支えられながら、令和10年には創立50周年を迎えます。奥州市前沢の豊かな自然に抱かれ、JR前沢駅から徒歩圏内という利便性も兼ね備えた場所に位置しています。本校には寄宿舎があり、自宅から通う子どもたちだけでなく、共同生活を通して社会性を育む子どもたちもいます。また、福祉型障害児入所施設「たばしね学園」から通う子どもたちもいます。
「明るく 強く 心豊かに」を校訓に、今年度は、小学部48名、中学部33名、高等部48名、計129名の児童生徒が在籍し、各教科の学習の他、実生活に生きる「日常生活の指導」「生活単元学習」「作業学習」など元気にのびのびと活動しています。
今年度から新たに「仲間と共に」という言葉を教育目標に加え、共に学び、共に成長する喜びを分かち合える学校を目指します。
地域の小・中・高等学校との交流及び共同学習、作業製品の販売体験活動の実施、隣接する「たばしね学園」、多機能型事業所「白梅の園」、地域の方々との共催による「前沢福祉の里まつり」の実施など、これまでも地域全体を子どもたちの学びの場として教育活動を展開してきました。私たち教職員は、子どもたちが地域の中で生き生きと輝き、生きがいをもって生活していけるよう全力で取り組んでいきます。保護者、地域の皆様、関係機関の方々、そして教職員、かかわる全ての人々を「仲間」と捉え、互いに手を取り合い、子どもたちの成長を支えていきたいと考えます。
前沢明峰支援学校で子どもたちが未来への希望を胸に、自分らしく輝けるよう、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年4月1日
岩手県立前沢明峰支援学校 情報部作成
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岩手県立前沢明峰支援学校
校長 田淵 健