学校案内
ごあいさつ
本校は、1925年「前沢町立前沢女子職業専修学校」として旧前沢小学校跡地で産声を上げました。以来、幾多の変遷を経て今年で98年目を迎える歴史ある学校です。
学び舎の窓からは、寝観音と称される束稲山が優しく横たわり、遠く西方に目を向ければ、焼石連峰や須川岳(栗駒山)など、奥羽山系の山並みを眺めることができます。束稲山の麓には北上川が蕩々と流れ、朝霧が実り豊かな前沢の地を深く覆えば、幻想的な風景が眼前に広がります。
旧国道から本校校舎に至る急な坂道は、思い描いた将来像に向かって一歩一歩着実に進み続けようとする前高生の強い気持ちを育み、いつしか「青春坂」と呼ばれるようになりました。登っているときは辛い坂道かもしれませんが、いつしかその辛さも薄れていき、社会人となったときには、この坂道を登りながら悩んだ日々が、実は人生にとってとても大切な時間であったことを実感するでしょう。
この「青春坂」で鍛え抜かれたバドミントン部は、全国屈指の強豪校として知られ、地元はもちろん県内各地から、バドミントンをしたいという熱い志を持った生徒を毎年数多く迎えています。さらに40年以上にわたって取り組んできた地域ボランティアや福祉活動に加え、東日本大震災以降続けております「前高『絆の輪』復興支援ボランティア」などの活動を継続しています。これまでの実績が認められ「ボランティアスピリット賞コミュニティー賞」や「児童生徒実践賞」など、数多くの表彰を受けてきました。また、本校は生徒一人ひとりに寄り添い、きめ細やかな指導することで、就職や進学など多様な進路希望にも対応できる体制を整えています。
本校は令和7年に100周年を迎えます。この歴史ある前沢高校の伝統をさらに輝くものとし、「小さくてもキラリと光る,存在感のある学校」、「地域に根ざして生き生きと元気に活動する学校」、そして「共に支え合い、励まし合う校風」を基盤とし、大きく変容する社会においても挑戦し続けていきます。
将来に思いを馳せ、自分の可能性を信じて、あなたもこの「青春坂」を登ってみませんか。
校長 佐藤 文子
校訓・校章・校歌
校訓

校章
校章(昭和51年改正)
現在の前沢高校の校章は、昭和51年に現在のデザインに整えられた。
3枚の「松柏」=コノテガシワの葉には、「堅忍持久、節操堅固、質実剛健」の精神がこめられている。その原典は孔子の「論語」である。
「歳寒然後知松柏後凋也」(歳寒くして、然る後に松柏の凋むに後るるを知る)。
その意味を問えば、冬になって初めて松柏がいかに強い木、生活力の強い木であるかが分かった。寒さに負けず、よく耐えて緑を保っているのが分かるであろう、ということになる。校章には、冬の厳しい寒さのなかでも緑を失わずに空に向かって立つ「松柏」の精神に習えとの意がこめられている。
校歌
楽譜付き校歌(PDF)(クリックでPDFを表示します)
音声付き校歌(MP3)を再生します→↓
校歌
作詞 勝田 香 月
作曲 平井 康三郎
- 1
- 束稲の清き姿を
学び舎の窓に仰ぎて
若き者ここに集えり
明朗の意気高らかに
蛍雪の誓いは固し
前沢高校 我等が母校
- 2
- 北上の流れさやかに
身と心磨き鍛えて
若き者ここにいそしむ
輝ける真理を究め
麗しき理想を歌う
前沢高校 我等が母校
- 3
- 衣川歴史の跡に
新しき夢を咲かせて
若き者ここに学べり
文化の灯かざして共に
東北の明日をば担う
前沢高校 我等が母校
応援歌
- 校歌(フル)→↓
- 第一応援歌→↓
- 第二応援歌→↓
- 第三応援歌→↓
- 第四応援歌→↓
- 第五応援歌→↓
- 第六応援歌→↓
- エール→↓
- 燃えろ前高→↓
- 校歌(歌なし)→↓
沿革
- 大正14年3月17日
- 前沢実業補習学校の設立が認可される。
- 大正14年4月1日
- 前沢尋常高等小学校を使用し、前沢女子職業専修学校として創立開校する。
- 昭和6年5月1日
- 前沢町立実科高等女学校として昇格改編する。
(修業年限2か年・生徒定員80人) - 昭和18年4月1日
- 前沢町立前沢高等女学校として昇格改編する。
- 昭和23年4月1日
- 岩手県に移管し、学制改革に伴い岩手県立前沢高等学校として改編する。
(昼間定時制課程・男女共学・修業年限3か年・生徒定員300名) - 昭和24年4月1日
- 夜間定時制課程を併設する。(生徒定員200名)
- 昭和25年4月1日
- 衣川分校を開校する。(昼間定時制課程・生徒定員200名)
- 昭和26年4月1日
- 本校昼間定時制課程を全日制課程に改編する。
- 昭和29年5月1日
- 前沢町塔ケ崎に校舎新築し移転する。
- 昭和31年4月1日
- 定時制課程本校に女子別科を設置する。
- 昭和35年3月31日
- 定時制課程本校の生徒の募集を停止する。
- 昭和37年4月1日
- 全日制課程の生徒定員を450名とする。
- 昭和38年3月31日
- 定時制課程本校及び別科を廃止する。
- 昭和39年4月1日
- 全日制課程の生徒定員を600名とする。
- 昭和50年10月24日
- 創立50周年記念式典を挙行する。
- 昭和51年3月31日
- 衣川分校を閉校する。
- 昭和54年3月8日
- 前沢町狐石に校舎新築し移転する。
- 昭和54年10月20日
- 校舎落成記念式典を挙行する。
- 昭和56年5月5日
- 第二体育館新築完成する。
- 昭和57年12月21日
- グランド改修工事完成する。
- 昭和59年3月26日
- プール新設する。
- 昭和59年7月15日
- かしわ会館完成する。
- 昭和60年10月13日
- 創立60周年記念式典を挙行する。
- 昭和60年12月17日
- 部室完成する。
- 昭和63年3月25日
- 柔剣道場完成する。
- 昭和63年8月16日
- グランド14,000m²整備する。
- 平成2年3月31日
- グランド14,000m²整備する。
- 平成4年1月1日
- 文部省指定学校週五日制調査研究協力校となる。(2年間)
- 平成7年10月13日
- 創立70周年記念式典を挙行する。
- 平成10年12月25日
- 全天候走路工事完成する。
- 平成11年3月29日
- 吹奏楽部室改築工事完成する。
- 平成11年8月30日
- グランド改修工事完成する。
- 平成12年3月27日
- 校舎改修工事第一期(教室棟)完成する。
- 平成13年2月6日
- 校舎改修工事第二期(管理棟)完成する。
- 平成15年4月1日
- 全日制課程の生徒定員360名とする。
- 平成17年10月15日
- 創立80周年記念式典を挙行する。
- 平成18年3月7日
- ウェイト・トレーニング場完成する。
- 平成24年12月7日
- 受水槽更新工事完成する。
- 平成25年5月13日
- グラウンド除染工事完成する。
- 平成25年10月1日
- 教室棟耐震補強工事完成する。
- 平成27年4月1日
- 全日制課程の生徒定員240名とする。
- 平成27年11月7日
- 創立90周年記念式典を挙行する。
- 平成31年4月1日
- 通級による授業を始める。
- 令和3年8月31日
- エアコン設置工事完成する。
- 令和6年4月1日
- 全日制課程の生徒定員200名とする。