岩手県立盛岡視覚支援学校
令和8年度 第2回学校運営協議会議事録
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1 日時 令和8年7月17日(金)9:35~12:00
マッサージ体験(9:35~10:20)
協議会(10:30~12:00)
2 会場 岩手県立盛岡視覚支援学校 視聴覚室
3 出席者
A委員(自治会関係者)
B委員(企業関係者)
C委員(障がい者団体関係者)
D委員(福祉関係者)
E委員(行政関係者)
F委員(福祉関係者)
H委員(保護者)
I委員(同窓会代表)
校長
欠席
G委員(就労支援関係者)
事務局 担当副校長
オブザーバー 本校職員9名
副校長、事務長、総務部長、総括教務主任、幼小学部主事、高等部主事、相談支援部長、進路指導主事、寮務主任
4 内容
(1)開会(副会長:B委員)
(2)会長挨拶(A委員)
・今日は最初にマッサージ受け、心身ともに癒され、生徒と寮での生活などの話もできとても良かった。
・今回第2回目ということで、これまでの地域との連携や、外部とのつながりなどを踏まえながら、より良い学校運営についてご意見をいただければと思っている。
(3)校長挨拶
・今年も暑い日が続いており、熱中症への対応をしながら、幼児児童生徒は元気に学習に取り組んでおり、来週の金曜日から夏休みに入る予定である。
・先月の6月18日に東北地区の盲学校フロアバレーボール大会が宮城県で行われ、見事4連覇を果たして全国大会出場の切符を手に入れた。今年度の全国大会は沖縄で開催され、大会に向け一生懸命練習を頑張っているところである。
・新聞等で報道されたが、東北地区の盲学校の弁論大会と陸上競技大会を本校が主管校となり盛岡で開催した。弁論大会では本校代表の高等部の生徒が優秀賞を獲得した。陸上競技では、参加した一人一人がそれぞれの種目に力を発揮しながら参加した。
・この他にも4月から様々な教育活動を無事に進めてくることができた。今回の協議会では、今年度の地域と学校との学習や活動について、意見交換を行わせていただく予定である。ぜひ忌憚のないご意見いただきたい。
(4)報告 5月以降の学校運営の状況について
・事務局、各学部主事から、小学部交通安全教室、障がい者スポーツ大会への参加、東北地区盲学校とのオンライン交流、校内弁論大会、下米内老人クラブによる学校見学、各学部の修学旅行、北山自治会との花植え活動、PTA交流会、高等部及び中学部の前期実習、古典芸能鑑賞、東北地区盲学校フロアバレーボール大会、歩行指導、理療科による校外マッサージ実習、東北地区盲学校文化体育大会、各種防災学習及び高校生マルシェへの参加等について報告。
・委員からの質問等は特になし
(5)協議
①地域での地域との活動について
ア 各学部で地域の協力をいただきたい活動
小学部から
・餅つきやみずき団子づくりについて教えていただける方、一緒にやっていただける方、戦争の話ができる方がいたら紹介いただきたい。
・町探検でインタビューなどに協力してくれるお店があれば紹介いただきたい。
・今年もひな祭りに参加したいので開催予定であれば案内をいただきたい。
中学部から
・作業学習で消臭剤づくりや空き缶つぶしに取り組んでおり、不要になった布やアルミ缶などを集めたい。学校でも募集するが、公民館でも集めることはできないか。期間を決め、設置回収は本校で行う。
・本校生徒は音楽が好きなので、楽器の演奏とかをしてくださる方がいたら紹介いただきたい。大きな演奏会などを聞きに行くのは難しいので、気軽に立ち寄って演奏していただくような形で考えている。
・ひな祭りについて、昨年は本校で作ったひな人形も展示させていただいた。今年も出品できると思う。
高等部から
・今年度も北山公民館でマッサージを行いたい。今年度は生徒数が少ないので、たくさん来ていただくことは難しいかもしれないが、ご相談しながら進めたい。
H委員
・古着や空き缶については、まず在校生の家庭に連絡してはどうか。ポスターを掲示しているとのことだが、ポスターだと見られない方もいると思うので、お便りなどで知らせるのはどうか。空き缶も、持って来ている保護者さんもいたので知ってはいたが、詳しいことは分からないでいた。
I委員
・以前は生徒昇降口にポスターが貼ってあった。子供が在籍していたころは中学部の生徒も多く在籍しており、たくさんの空き缶をつぶせていた。
中学部主事
・現在、在籍数が少なく、たくさん集まってしまうとつぶしきれない状況である。空き缶や古着は欲しいときは欲しいが、大量に集めたいという状況ではないので、集め方が難しい。
I委員
・北山公民館で集めても量の調整は難しいのではないか。
中学部主事
・期間を区切ることで調整したいと考えている。
A委員
・空き缶はつぶさないで集めるのか。
中学部主事
・つぶす作業になるので、つぶさないままで集めたい。たくさんでなくてよいので洗って乾かしたものだと助かる。公民館の行事で飲み物を飲んだ空き缶くらいでもよい。
I委員
・以前は洗ってからつぶしていたが、現在はどうか
中学部主事
・生徒数も少なく、洗うところまでは難しく、つぶす作業だけに専念している。今は缶よりも古着が必要である。保護者に連絡するかは作業班とも検討する。
I委員
・餅つきは杵と臼を使ってやるのか。
A委員
・杵と臼は公民館にある。おそらく合いの手とかやる方もいると思う。
事務局
・小学部は提案したもの全て取り組みたいか。
小学部主事
・生活科の授業が今年で最後なので、体験できるものに全て取り組みたい。また、児童が現在戦争の物語に興味をもって読み始めている。折角なので興味のあるうちに学習できる機会があればと思っている。
イ 全校の活動について
事務局
・全校について、まず北山地区との活動では、作品展に今年も出品を考えているがどうか。
A委員
・隔年実施なので、残念ながら今年度は開催しない。
事務局
・文化祭について、北山芸能保存会には出演を打診し了解をいただいている。
・ポスター掲示、チラシの回覧を考えているので、ぜひ北山地区の皆さんにも足を運んでいただけるように進めていきたい。
・視覚障がい体験事業について、視聴覚障がい者情報センターや視覚障害者福祉協会の協力も得ながら、北山地区の子供会を対象に始めたいがいかがか。
B委員
・文化祭はいつか
事務局
・10月24日(土)である。
・体験事業を子供会で実施するのはいかがか。
A委員
・平日は学校があり、土日もそれぞれ都合があるので難しい。子供会よりは大人の方が声はかけやすい。大人であれば平日でも土日でもよい。
事務局
・視聴覚障がい者情報センターでは平日もしくは土日に来校し、点字関係の体験を実施していただくのは可能か。
E委員
・勤務の調整が必要であるが、協力できることあれば協力する。
事務局
・福祉協会は白杖や誘導体験などに職員の方に来ていただくのはどうか。
F委員
・指導できる職員となると難しい。
I委員
・この事業は学校会場での実施の案か。
事務局
・できれば学校に来ていただき、本校を知っていただく機会にもしたい。
I委員
・子供対象となると土日や長期休業となるのではないか。
事務局
・学校自体では、ボランティア養成講座をはじめ、様々な活動をしているが、学校運営協議会という仕組みもできたので学校だけでやるよりは、関係機関と協力しながら実施できないか。また学校の教員は児童生徒への教育活動が主となるので、障がい理解については地域の協力を得ながら実施できないかという提案である。将来的には地域の小学校や中学校を対象に考えている。再度具体的な内容や計画、進め方などを検討し相談したい。
②進路について
進路指導主事
・高等部普通科については、重複障がい学級の生徒が、前期実習を6月に2週間実施した。実習は前期と後期に実施し、前期は6月、後期は11月頃にそれぞれ2週間実施している。
・1年生は校内で、2、3年生は校外に出て現場実習を設定している。
・今年6月の2、3年生の実習では、B型事業所、生活介護事業所に協力いただいて2週間無事に実習できた。D委員の事業所にもお世話になった。
・このような様々な実習を通し、卒業後の進路の選択肢として、いろいろな体験をさせてもらいながら進路を決めていきたいと考えている。
・理療科ではマッサージの国家資格を生かした一般就労を目指している。今までは訪問マッサージや高齢者施設での機能訓練指導員という形での仕事が大半を占めていた。最近は企業内マッサージ師、ヘルスキーパーのニーズが生徒の方でも高まっていることもあり、こちらの方での進路開拓を積極的に進めている。
・ただし、ヘルスキーパーについては企業にはまだまだ浸透していないので、企業を訪問する際は、その説明をしている。企業の方からはこのような仕事もあったんですね。ということをよく言われる。
・東北では、ヘルスキーパーの認知度は高くないことを実感しているので、B委員に協力いただき、商工会議所で毎月3000部ほど発行されている会報にヘルスキーパー紹介の記事を掲載いただいた。企業の皆さんにまずこの仕事を知っていただくことを目的に掲載いただいた。
・現在本校の卒業生では、奥州市で1名、一関市で1名の2名がヘルスキーパーとして働いている。盛岡市はまだいない状況である。盛岡市での就職を希望している生徒もいるので、何とか盛岡市の企業でも検討してただけないかと体験会させていただいた。ヘルスキーパーを希望している生徒も奥州市の企業を見学予定である。何とか盛岡市の企業でヘルスキーパーの就労を見つけたいと考えている。
・専攻科では校外での実習も行っている。倫理観、職業観の育成やコミュニケーションスキルの向上を目指している。今年度は岩手めんこいテレビで実施した。施術する環境もしっかり整え、報道もしていただいた。この他に高校野球の県予選に合わせて行われている高校生マルシェにも参加した。このような機会を通じ、技術の向上、コミュニケーションスキルの向上を図っていきたい。
・進路だよりの発行、進路の手引きも今年度作成予定である。また今月は小学部の保護者と事業所見学をした。早い段階から見てみたいという保護者の方がいらっしゃってうれしかった。今後も呼び掛けていきたい。また進路講演会や保護者進路学習会も予定されている。後期実習については卒業後の進路につながるよう取り組みたい。今後とも協力をいただきたい。
③入学者について
事務局
・今のところ入学者の情報はない。今年度も卒業生が複数いるので、また少し児童生徒が減る見込みである。
④先人記念館「柴内魁三」展について
事務局
・地域の方にも学校通信やチラシでお知らせしている。多くの方に足を運んでいただき本校を知ってもらう機会になればと考えている。
F委員
・柴内先生は盲学校の創設者でもあるが、視覚障害者福祉協会の初代会長でもある。今年没後60周年ということで、来年度の岩手県視覚障害者福祉大会に、先人記念館の学芸員の方をお呼びして講演会を予定している。会員の方が直接先人記念館に足を運べないので、本協会では柴内先生についての話を伺う機会を設けた。会員以外でも視覚障がいに関係する方は参加できるので、ぜひこちらにも足を運んでいただきたい。
⑤その他
・なし
(6)委員の皆様から
A委員
・報告にもあったが、6月3日に、声を掛けたら多くの自治会の皆さんに集まっていただき、にぎやかにプランターを設置することができた。自治会は年配の方も多いが、参加してコミュニケーションをとれる場があれば喜んでもらえると感じたので、今後もこのようなことを企画していきたい。
・先ほど、地域との活動ということで様々な提案があったので、持ち帰り検討して、対応できる方がもしいればということで取り組んでいきたい。
・防災関係では、夜に大地震や大きな火災があった場合、寄宿舎があり生徒さんもいるので、それに対応できる体制を検討していきたいと考えている。北山地区には乳児院や介護施設もあり、夜は職員だけでは対応が難しいこともあると思うので、そこのところで何ができるかということを今後検討していきたいと考えている。学校に知恵を拝借することもあると思うのでよろしくお願いしたい。
B委員
・4月から様々な行事があったことが分かった。防災ステーションがあることも知ったので、機会があったら行ってみたい。会長の話を聞き、北山自治会の皆様に感謝申し上げる。
C委員
・先ほどの活動報告を聞いて、前向きなことがいっぱいあり、子供たちも行事で忙しいのでは感じた。フロアバレーの優勝はうれしいお知らせだった。
・私たちの協議会にボランティアの依頼があった中に、網膜色素変性症の会という難病指定の会があり、その会の全国大会で町中探検があり、10月に全国から盲導犬24匹と当事者、関係者20人が来て、川徳から盛岡公園、赤レンガ館を回る予定である。24匹の盲導犬を連れた団体を見ることもないかと思うので、もし可能であれば見学してほしい。お知らせまで。
D委員
・今日はマッサージを受け、このような取組をしていることを初めて知った。今日施術をしてくれた生徒もとても上手で驚いた。
・中学部の空き缶については、きれいにしたものでないと夏場は特ににおいがひどいので、きちんと協力していただけるところにお願いするのがよいのではないか。
・コーヒーの粉も使っているということだが、私たちの事業所にたくさんある。またコーヒーのくず豆などもたくさん出るので、一度お手玉を作ろうとしたこともあった。もし学習材料として使えるものがあれば、提供できるものがある。
・町探検はぜひいらしてほしい。また実習をうちでやっていただいてありがたかった。全盲の方を受け入れるのは初めてだったので、職員にとっても非常によい学びになった。生徒は最初は緊張しているようだったが、だんだん打ち解けてきて、作業もきちんとされた方だったので、機会があればぜひ利用してほしい。
E委員
・視聴覚障がい者情報センターでも各種事業を実施しており、資格を取ったり研修や講習なども行っている。
・センターは月に1回休館日もあるが、土日もやっている。こちらも協力いただきたいこともあるし、協力したいところもある。日程調整いただければ十分協力できると思う。
F委員
・マッサージ体験では、私が学生だったときの学習の様子を質問されたりと、担当の生徒と今の受験勉強のことなど話ができよい体験であった。
・4月からの報告について、前期の中でたくさんのイベントや大会、校外学習、修学旅行などがあり、普段は授業がメインなのでしょうが、教室では得られないような体験や出会い、様々な体験をされていてとても良いと聞いていた。
・普段感じていることについて、私は近くのマッサージセンターにいるので、帰りのバスや盛岡駅で白杖で歩いている生徒を見かけることが多い。駅の周辺は点字ブロックが設置されているので自立して歩行されているし、困っているときには周りの方から声をかけられたり、自分から「すみません」と援護を頼んだりしている様子を見かける。社会の中で自分から援助依頼ができ、自立歩行や周囲の環境を確認しながら歩いている姿を見て頼もしく感じている。
H委員
・今年度初めてこの協議会の委員になり、このようなことを話し合ったりしている会だということを改めて知った。
・地域とのつながりについて、様々考えてくださっていることを保護者として今回分かった。
・今、息子が高3で春に卒業になるが、そのあとの行くところを学校の先生に協力いただいて探しているところである。生活介護の事業所を探しているが、なかなか選択肢が少ないという現実に直面しているので、地域とのつながりや、視覚障がいについて知ってもらおうという活動を通して受け入れ先が増えれば、息子の後に卒業する方たちも少し暮らしやすくなるかと思いながら、そのようにつながっていくと良いなと感じながら話を聞いていた。
I委員
・卒業生の保護者として、卒業時に願っていたことが実現されていてすごく良いと思っている。
・子供が在学中に、白杖を持っていても誰も手伝ってくれないと話している保護者がいたが、私は手伝ってくれないではなくて、私たちが声を発しないといけないと思っている。
・私は白杖をもっているから手伝ってもらうのが当たり前と思って大きくならないでほしいと思い息子を育ててきた。またPTAの会でもそのような話をさせていただいてきた。F委員の話を聞いて、自分から声を発して「手伝ってほしい」と伝えられる生徒が増えてきたとうれしく思った。また手伝ってもらったら「ありがとう」「おかげさまでした」と感謝の気持ちも伝えらえる人が、健常者でももちろんそうだが、たくさん増えてほしいと思っている。
校長
・様々なご意見いただきありがたい。何人かの学部主事も話したが、本校に限らず盲学校、視覚支援学校の子供たちがどんどん減ってきている状況の中で、どのような学習や活動がよいのかについては、これからも考えていかなければならないと思う。
・少人数のため、関わりややり取りが少ない。子どもと先生だけの関係だけに固定化されてしまうというようなデメリット、難しさがある。その一方、一つ一つの学習や活動を深められる良さであったり、少人数だからこそちょっとあそこに行ってみようなどのフットワークの軽さの良さもあったりする。
・普段は国語算数などの教科の学習を行うのはもちろん大事にすべきベースとなる活動ではあるが、どの子もいずれ地域の中で生きていくという最終的な大人になってからの姿があるので、学びの場を学級、学校の中だけではなく、北山地区に広げ、盛岡市内に広げ、県内に広げというような形で広げていくことで、やり取りも増えたり、子供たちも様々な刺激を受けて考えたり、感じたり、これからのことを考えたりする。地域で関わる様々な人、物、事柄といったものを学びの資源として大事にしながら学習活動を進めていければよいかと思っているので、今日ご相談した地域との関わりについても、今年度ぜひお願いしたい。また今後についても、餅つきの話題が出たが、今年度は餅つき、餅つきから次は、という感じでやり取りする中で、来年度はこういう活動もよいのではといった形で広げていければと思っているので、今後ともよろしくお願いしたい。
(7)連絡(事務局)
・第3回学校運営協議会は12月18日(金)9:35~12:00
(8)閉会(副会長:B委員)
以上です。
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