令和6年度 第4回学校運営協議会 記録
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出席者 A委員(自治会会長) E委員(同窓生保護者) F委員(保護者) G委員(就労支援関係者) H委員(福祉関係者) I委員(行政関係者)
本校校長 ※オブザーバー職員(本校職員10名)
1 日時 令和7年2月27日(木)10:30~12:00
2 会場 岩手県立盛岡視覚支援学校 視聴覚室
3 次第
※開会前に卒業する高等部普通科3年生、専攻科3年生と進路、学校生活等懇談
(1)開会
(2)会長挨拶
夢に向かって巣立っていく3名の卒業生との懇談は大変有意義であった。令和5年4月21日にスタートしたこの協議会ですが、何をすればよいのか迷いながらではありましたがここまで進めることができた。たくさんのご意見を頂戴したい。
(3)学校長挨拶
7名の委員の皆様にご出席いただき、また日ごろの教育活動へのご支援感謝申し上げます。この時期は雪が多く歩行について心配されるところです。先日NHKで「見えない」雪道を歩くとは?という特集がありました。秋田視覚支援学校での取組です。冬は雪で点字ブロックが隠れてしまいますが、そのときに頼りになるのが「雪でできた壁」です。雪の壁を目印に歩く指導の様子が放送されました。ホームページでその記事を見ることができますのでご紹介します。
(4)協議
①第3回学校運営の記録について
承認
②学校運営の状況報告
※本校のフロアバレーボール部の応援とフロアバレーボールの魅力発信を目的として作成された動画紹介(視聴)
12月~2月にかけて行われたIBC岩手放送ラジソン出演、防災教育出前授業、高等部東京方面への修学旅行、芸術鑑賞会(フラメンコ)等の各種行事等について電子黒板に写真データを映して紹介
③北山地域の資源
北山地域の資源について集約
④本校の危機管理マニュアルについて
学校における危機管理マニュアルについて説明し本校の危機管理マニュアルについて紹介。北山地域との連携など意見を集約し来年度のマニュアルへ活かす。
【F委員】自宅付近の点字ブロックの破損を盛岡市に連絡したところ、迅速に対応してくれた。自治体によっても違うとは思うが行政をもっと活用してよいと感じた。
【オブザーバー職員】学校周辺であれば地域住民の方が先に気付くケースもあると思う。そういった場合も地域と学校が連携して要望するなどつながりをもつ機会にできる。
【F委員】食中毒はめったにないとは思うが、子どもの在学中には異物混入があった。こういった場合のマニュアルも必要ではないか。
【学校長】給食についてのマニュアルは別にあり、これらを合わせるか別にするかは慎重に考えたい。他校では、全てを網羅している場合と、基本的事項に絞っている場合に二分される。
⑤令和7年度の学校経営計画
⑥次年度委員…A委員長退任、後任に自治会役員を推薦
(5)委員の皆様から
【A委員】卒業生3人との交流から、3人とも夢をもって次の学校や職場に向かおうとしていることが感じ取れた。北山地区には寺が多い。南部家縁の寺や宮沢賢治が学生時代に下宿していた寺で寺子屋活動を行っているところもある。開運神社の宮司は自治会役員でもあり、そういった寺社を何かに活用できないか。その他では、これまでも話題に上がった盛岡レンガ、木村レンガ、ベアアレンビールがある。北山自治会では毎年ベアレンビールの駐車場で夏にフェスティバルを行っている。ただ、これらの催しがほぼ土日なので学校との連携が難しい面もある。今は公民館でひな人形を展示している。七段飾りのものから絵の状態のものまでいろいろあり、学校の生徒も見に行ってみてもよい。周辺には店が増えて便利になってきているが高齢化率も高い地域である。
【F委員】3人の卒業生にはこれからも頑張ってほしい。嫌なこと、よかったこと両方について聞けてよかった。大学生活でしか得られない経験をしてほしい。資源は人材ではないかと考える。スキー、スケートのボランティアに地域の経験者にボランティアをお願いするなどができると思う。サテライト幼児教室は、広い岩手でニーズはあると思う。その存在を分かってもらうための発信がますます重要になってくると思う。視覚障がいリンクワーカーという人材を病院に配置する計画がある。視覚障がい者の就学や専攻科での資格取得に橋渡しをする役目で、病院にいてくれると早い段階で必要な学校や支援にたどり着けると思う。
【E委員】自分が保護者だったころには嫌な思いをした時期もあるが、3人の卒業生から話を聞いて、よくなった学校の雰囲気が続いてくれているようでよかった。フロアバレーボールのVTRも大変よかった。自分もまたやってみたいと思うような内容だった。最近、支援学校のボランティアを経験して視野を広げる機会になった。子どもの数の多さは衝撃的だった。本校は少人数である分、手をかけられる場面が多いのかなと感じた。
【G委員】卒業生と話して、3人とも希望に満ち溢れた言葉が聞けた。頑張ってほしい。私共には日々様々な方が相談に来ている。学生の内からぜひ相談してほしい。今後も進路部と協力しながら卒業後も含めて協力していきたい。地域の資源について以前、高松の池を走ったことがある。遊歩道があり鳥の声、自然が感じられる場所・資源と考える。学校の生徒さんも歩いてみてもいいのではと思う。ヘレンケラーが来たということはすごいことである。クラウドファンディングを活用するなどしてその場所を整備したりできないか。学校職員の公務災害の防止にも取り組んでほしい。
【H委員】私も6年間盲学校に在籍した経験がある。普通校で一番見えなかった立場から、盲学校に入って一番見える立場に代わって価値観が大きく変化した経験がある。3人の卒業生と話してとても前向きな印象を強く受けた。また、若いころに経験したフロアバレーボールのことはずっと覚えている。在学中に経験したことはいつまでも忘れない。体験的内容を重視した修学旅行もよかった。ぜひ続けてほしい。人力車を知っているのと、実際に乗ったことがあるのとはとても違う。先日の積雪時に、マッサージセンターの利用者が、自宅からゴミを出しに出たあと雪で迷い自宅に戻れなくなるということがあった。通りがかりの人が北山交番に連れて行ってくれありがたかった。
【I委員】学校にも北山地域にもあまりくることが無かったが、委員として学校や授業を見て感じたことは、少人数では、一人一人の役割や出番が多く、これは利点ではないかということ。マンツーマンの指導も効果があると思う。一人一人にたくさん自信をつけさせたい。3人の卒業生も学校生活が充実していたのだと思う。発信ということでは、文化祭のときに校内の展示室を見てびっくりした。学校内にあるだけではもったいないと感じた。
【学校長】協議会のよさはいろいろな立場から意見がもらえること。北山地域を知る人も知らない人もいてよい。今後はさらにこの委員会の在り方から見直しバージョンアップしていきたいと考えている。
(6)連絡
①令和7年度第1回学校運営協議会
令和7年5月2日(金)9:30~12:00
(7)閉会
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