令和5年度 第4回学校運営協議会 記録
岩手県立盛岡視覚支援学校
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1 日時 令和6年2月29日(木)10:30~11:50
2 会場 岩手県立盛岡視覚支援学校 視聴覚室
3 次第
 ※開会の前に授業見学を実施
(1) 開会
(2) 会長挨拶 
(3) 学校長挨拶
(4) 協議 
  ①学校運営の近況報告
  ②令和6年度の学校経営計画について
  ③次年度の委員について
(5)連絡
(6)閉会

4 参加者
 A委員(自治会関係者)
 B委員(企業関係者)欠席
 C委員(福祉関係者)
 D委員(福祉関係者)
 E委員(医療関係者)欠席
 F委員(同窓生保護者)
 G委員(保護者)
 H委員(就労支援関係者)
 I委員(福祉関係者)
 J委員(本校職員)
※オブザーバー(本校職員9名)

5 協議内容
①学校運営の近況報告
12月以降の職場体験、交流学習、研修会、はばたき賞等の報告がなされた。今年度多くのメディアに取り上げていただいた。(本校が紹介されたニュースビデオ視聴も実施)
②令和6年度の学校経営計画について
・幼児児童生徒数の減少について
全国的に視覚支援学校、聴覚支援学校の生徒数は減少傾向にある。本校も児童生徒数が減少し学校の存続が課題となっている。他県では聾学校や知的障がい特別支援学校と統合の動きがある。本校も他県と同じようにならざるを得ない状況である。
盛岡の知的支援学校は生徒数が多くなり教室が足りずパンク状態である。知的障がい特別支援学校の分教室を本校におくということも考えられる。視覚支援学校だけでの存続は難しくどのような形が望ましいのか検討していかなければならない。
・センター的機能、専門性の維持向上、交流について
センター的機能、専門性について幅広い年齢層をカバーしながら専門性の維持向上に努めていく。また、近隣の善友保育園、仁王小学校、上田中学校、杜陵高校とのつながり、東北・全国の視覚支援学校とのオンラインを活用したつながり、各関係機関との連携の充実に努めていく。本校をもっと知ってもらう情報発信を引き続き実施していく。卒業後の学び直し、気軽に聴講できる仕組み作り等や本校の資源を地域に開放するとともに協働できる方法を探っていく。
各委員から
A委員
体育館は「伝統さんさ」で借用している。以前は盲聾に多くの生徒がいた。点字図書館もあった。地域の学校としてグラウンドで遊んだこともあった。盲聾は分かれたがまた一緒になることも検討する時代になった。各地域で勉強する子(支援学級)が増えるということは、各地域で教えることについて本校のセンター的機能としての重要性を感じる。
畑については自治会で協力できることもあるのではないかと考える。
F委員
卒業生に重複障がいの子も増えている。交流がしにくい面もあり、同窓会等に親も同行する機会が多い。卒業した保護者も手伝いができないかと考えているので活用について検討してほしい。
G委員
送迎の際に保護者で情報交換している。中学部・高等部と学年が進み寄宿舎に入ると保護者同士会う機会がなくなる。社会に出てからの先輩お母さんのアドバイス等をもらえる機会があればよい。子供はバスの空いている席を探す方法を考えている。何かいいアドバイスをもらえればありがたい。
C委員
子供は減少している。専攻科生徒は増えている。土日帰省しているが寄宿舎を開放すれば入る人がいる。岩手県は広い。臨機応変に対応している県もある。
I委員
寄宿舎の研修、PTA研修などで横のつながりができた。卒業後の一般就労は健常者の中に入り、学校と違いサポート、理解で苦労する話が聞こえる。視覚障がい者は移動、情報取得が難しいので、どのようにして克服できるか仲間同士で情報交換をすることが大事だと考えている。
実家を離れて一人暮らしを始めると克服しなければならない問題がでてくる。支援も大事だができること、サポートしてほしいことを発信できることも必要。周りの方に言えることも生徒には必要な力である。
D委員
卒業生1名が利用している。職員の専門性がなくはじめは心配だったが本人から学ぶことが多かった。事業所の発信、施設開放については会議室を地域に開放し喫茶も利用してもらっている。畑を始めたら地域の方が協力(水やり、収穫、販売)する交流が増えた。外部とのつながりを考えると広がっていく。まずはやってみることが大切でチャレンジしてほしい。
G委員
個に応じた指導、協働的な指導は相反し悩ましい。校内での協働、個、バランスをとることが大切である。
③次年度の役員について
委員の皆様には継続をお願いしたい。委員は最大15名の定員となっている。適任の方がいればご推薦いただきたい。

〇各委員から
A委員
1年早かった。自治会の中の学校として先生たちが一生懸命指導している姿を見ている。
何か昔のように一緒にできることはないか考えていきたい。
C委員
いろいろな思いが浮かんでいる。前向きな対応をしたい。ホームページはもう少し大きな文字だと読みやすい。
D委員 
1年間ありがとうございました。専門性はないがたくさんのことを気づくことができた。
勉強になった。この学校の卒業生1名が利用しているがこの1名を中心に地域へ学校を伝えていきたい。
I委員
1年間お世話になりました。何度も来る機会があった。楽しく体を動かしている様子や寄宿舎、授業も見せていただた。より身近に感じられた1年間だった。つながりを大切にしてできなかったことを考えていきたい。
H委員
1年間労働機関の行政員として参加した。有意義な時間で専門的な知識がない中たくさん勉強できた。雇用をお願いして歩いているが「合理的配慮」について様々なことをお聞きして改めて勉強になった。
G委員
1年早かった。子どもの成長も早いが時代の変化も早い。こどもは令和5年度より寄宿舎に入った。寄宿舎にも慣れ中間帰省を子どもに断られるようにもなった。
時代に遅れない教育をお願いしたい
F委員
卒業後も関われてうれしい。子供たちのためボランティアをしている。役立つのであればそういった方も学校に来れればいいつながりになると思う。
学校長
学校運営協議会を立ち上げ学校をみてほしいと思いながら手探りで進めてきた。状況の報告で理解をしていただきながら必要なことを提言いただいた。ありがたい1年だった。様々な意見をいただくことで、例えばボランティアを日常的に活用することなどアイデアが浮かぶ。
本日はありがとうございました。

5 連絡 
  令和6年度の学校運営協議会予定 ※授業参観の時間を確保する
   第1回 令和6年4月30日(火)
   第2回 令和6年7月18日(木)
   第3回 令和6年12月20日(金)
   第4回 令和7年2月27日(木)
6 閉会


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