岩手県立盛岡視覚支援学校 相談支援部通信
プリズム第2号 令和7年7月
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相談支援部について
本校相談支援部では、「見え方」に関する困りごとを抱える方や、そのご家族・関係者の皆さまを対象に、相談支援を行っています。支援の内容は大きく分けて、1。校内の児童・生徒への支援、2。他校への支援、3。乳幼児や成人の方への支援の3つに分類されます。
1。校内支援
・ルーペや単眼鏡、拡大読書器といった視覚補助具や白杖等の相談・貸し出し、購入に関わる相談支援
・視能訓練士による相談支援
・サポートグッズ展、歩行指導の開催
※サポートグッズとは、視覚補助具や日常生活用具、教材等のことです。
2。他校支援
・学習環境の整備や具体的な支援についての相談支援、補助具等の貸し出し
・担当する先生方の研修会開催
3。乳幼児や成人の方の支援
・乳幼児教育相談(随時相談)
・幼児教室(本校で年間12回開催、奥州市で2回開催)
・視覚障がいのある成人の方や関係者の相談支援(視覚補助具等の貸し出しや購入に関わる相談、関係機関の紹介等)
今年度、県内の弱視学級は新たに6学級が設置され、合計15学級となりました。
本校では訪問支援をはじめ、研修会や8月に開催予定のサマースクールなどを企画し、学校間の垣根を越えた交流の機会を提供しています。こうした取り組みを通じて児童生徒同士のつながりが深まり、支援の輪が広がっていくことを期待しています。
見え方に関する困りごとを抱える方、支援の方法にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
盛岡視覚支援学校 相談支援部
電話:019-624-2986(代表)
メール:iwp-m@iwate-ed.jp
歩行指導
本校では、日本盲導犬協会仙台訓練センター(スマイルワン仙台)様より講師をお招きし、白杖歩行の指導および盲導犬との体験歩行を実施しています。
6月に行われた歩行指導では、普段の歩行の様子を講師の方に見ていただき、安心・安全な歩行ができるよう、具体的なアドバイスをいただきました。また、白杖の購入方法について教えていただいたほか、盲導犬のヘレンとの体験歩行やふれあいも楽しむことができました。
今年度は計3回、このあと10月と来年1月にも実施を予定しています。お気軽にお問い合わせください。
ことり教室
年間12回、就学前のお子さまを対象に、心身の発達を促す活動を行っています。視覚をはじめとするさまざまな感覚の働きを引き出すことを目的とし、楽しく取り組める内容となっています。また、育児に関する不安を少しでも軽減できるよう、個別相談も実施しています。
視能訓練士
本校では、視能訓練士の大弓幸子さんに年8回ご来校いただき、検査・研修会・相談会などを通じて、よりよい生活を送るための専門的なアドバイスをいただいています。
先日行われた個別相談会では、日々の生活にすぐに役立つ支援のポイントをいくつかご紹介いただきました。その中から2つ、ご紹介します。
1。「今日はよく見える」と感じた日の天候や環境を覚えておく
2。見やすい方法を一緒に探す
相手に「どうしてほしいか」を聞くだけではなく、「一緒に」快適な方法を見つけていくことが大切ですね。
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