岩手県立盛岡視覚支援学校 学校通信 ~地域とともにある学校を目指して~
コミュニティ・スクール通信 第2号
令和6年6月7日(金)発行
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不易流行 ~2度目の勤務で思うこと~
副校長 佐藤 康伸(さとう やすのぶ)
この4月に釜石祥雲支援学校から異動してきました。私は、平成14年の校名が岩手県立盲学校の頃に勤務をしていました。その後、平成21年4月に校名が岩手県立盛岡視覚支援学校に変更されましたが、私はその翌年3月まで勤務していたことがあります。今回は2度目の勤務ということで、勤務地が決まってから以前のことを思い出したりしては、一人懐かしんでいました。
久しぶりに訪れた学校ですが、柴内先生の胸像や訓えの言葉が、以前と変わらない場所にあり当時の記憶が一気によみがえってきました。一方で、歴史資料展示室やサポートグッズルーム等校舎内に新設された場所やICTの普及により便利になった機器の数々等ニーズや時代とともに変化してきていることも感じています。数十年ぶりの学校は幼児児童生徒数が大きく減少したり学ぶツールが進化したりプラスマイナスの面がそれぞれあるものの、幼児児童生徒たちの学ぶ姿を見ていると、しっかりと聞いたりじっくりと触れたり、更にはたくさんの体験を繰り返したりしながらイメージを膨らませ、やがて教科の知識や自立に向けた職業教育を受ける視覚支援教育の本質は変わらず受け継がれていることを感じます。まさに、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しい変化を取り入れていく『不易流行』ということを2度目の勤務で感じています。
最後に、以前からあったと思われるとても美しい景色を紹介します。一度目の勤務時には全く気づかず8年間を過ごしていました。私自身の中では、以前とあまり変わらない自分がいるのですが、この美しさに気づけたという
ことは、学校の様子だけではなく、私自身も年齢とともに変化しているのだと改めて感じました。地域の方々もぜひ気軽にご来校いただき写真(校地内の花の様子を映した写真)の景色を実際にご覧ください。
●幼小学部 遠足
幼小学部は、5月17日(金)に一戸町にある「いわて子どもの森」に出かけてきました。
雨交じりでやや肌寒い気候でしたが、館内では、元気いっぱい体を動かしたり、落ち着いてリラックスした時間を過ごしたりしてとても楽しいひと時を過ごすことができました。お昼にみんなで食べたお弁当も格別でした。(集合写真と昼食の様子の写真を掲載)
●校内弁論大会
5月17日(金)校内弁論大会が開催されました。
今年は4名の弁士による発表がありました。限られた時間(7分間)の中で、これまでの体験で感じたことや今後に向けた夢などを、自分自身の言葉で思いを込めて発表しました。最優秀賞に選ばれた高等部の生徒は、6月19日(水)に宮城県で行われる東北大会に出場します。(弁論会場の様子の写真を掲載)
●中学部 修学旅行
5月下旬に中学部2・3年生は2泊3日で東京方面に修学旅行に行ってきました。移動や人込みで疲れは見られたものの、一人ひとりが事前に調べた見学先をほぼすべて見たり体験したりすることができました。帰りはみんなとても満足気で良い表情をしていました。(見学先各地の写真を掲載)

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