岩手県立盛岡視覚支援学校 PTAだより第4号
令和6年12月13日発行
岩手県立盛岡視覚支援学校PTA
・BACK
●PTA研修会
11月15日(金)にPTA研修会を行いました。保護者6名、学校職員2名で「視覚障がい者のための手でみる博物館」に行き、川又館長さんの講義と館内の見学をしました。
開館に至る経緯やその後の経過などの説明をいただき、早速、模型とはく製の触察が始まりました。触察したものをあてる必要はない、なぜそう思ったのか「答えを見つける」ことの大切さを教えていただきました。さらに、「文化の部屋」、「生命の部屋」、「世界一の部屋」を案内いただきました。時間いっぱい触察し、大変有意義な研修会となりました。
【写真1】看板の前で集合写真
【写真2〜4】模型を触察している写真
ヒレでわかった。バルタン星人?ひっくり返したらわかった。頭の向きがわからなかった・・。背中のそり具合かな?
【写真5〜7】はく製を触察している写真
タヌキは思ったより丸くない!?「色を知りたい人は多く、色や形を伝えることは想像に繋がる。はく製にした時期により、毛並みや毛の色が違う」そうです。
【写真8〜14】
「文化の部屋」、「生命の部屋」、「世界一の部屋」にあるはく製や模型を確認している写真
視覚障害(その研究と情報)2024年10月号の川又さんによる連載企画「手でよむ博物館〜やり投げのやり〜」では、今夏パリオリンピックで活躍したやり投げの北口選手に敬意を表した「やり」にかかわる内容でした。やりも展示してあることに来館者は驚いているようです。
「百聞は一触にしかず」。触察はテレビで観たりラジオで聴いたりするだけでは辿り着けない場所へ連れて行ってくれるとまとめられていました。引き続き本校での実践に、いかしていきたいところです。
【保護者アンケート】
〇手でみる博物館の中身(展示品)も川又さんの説明、視覚障がいの方の感じ方がわかり、大変勉強になりました。
〇見た目で物を認識していて、詳細はよく見たことがなかったり、記憶があいまいになっている物がとてもたくさんある事に気づいた。普段、どれだけ目に頼って生きているんだろう!!と自分でもびっくりした。はく製を触った時に、うわ!!とこわくてゾッとした物が一つあって、見えない人が「さわるのがこわい」気持ちがよくわかった。
〇ず〜っと行ってみたかった手でみる博物館、想像していた以上に楽しめました。時間があっという間に過ぎてしまい、もう30分位居たかったです。館長さんの丁寧なお話、とっても感心させられました。
〇哺乳類と魚類で尾びれの向きが違うこと、うさぎの後ろ足がL字になっていること、遠野市が意外と大きかったことなど、たくさん触らせてもらって新しい発見が色々とありました。岩手県の触図は、リアス式海岸や市の位置なども分かりやすくていいなと思いました。「ライオンの毛はどんなだった?うさぎ抱っこしたのいいな」と子供も興味を持っています。授業で生徒たちが行
っていて、どんなところか気になっていたので、今回参加できて模型やはく製を触れることができ良い経験になりました。ありがとうございました。
〇初めて手でみる博物館に行きましたが、とても楽しかったです。
〇楽しかったので、また行きたいです。
【写真15】2018年平昌パラリンピックに、唯一の視覚障害日本代表選手として高村先生が出場した際のウエア等を、見せていただきました。高村先生は、懐かしんでいました。
【写真16】寄付金で運営している状況ですので、PTAから3千円の寄付をしました。
【写真17】コスモスさんのお弁当、とてもおいしかったです。
・BACK
・このページTOPへ
・盛岡視覚支援学校ホームページTOPへ