岩手県立盛岡視覚支援学校
PTAだより第4号
令和5年12月22日発行
岩手県立盛岡視覚支援学校PTA
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●PTA研修会〜同行援護サービス制度と同行援護演習〜
11/17(金)に行われたPTA研修会は、保護者10名、学校職員8名の参加がありました。内容は昨年度に引き続き同行援護の演習と、同行援護サービス制度についての講話でした。
最近は「もみじがりがしたい。ラーメンが食べたい。」など県外や海外からのサービス依頼もきているそうです。講師の方からは「もしもの時のために事前にサービス登録をしたり、ガイドとの関係性を作るためにサービスを利用してみると良いです。子どもを外に出してあげることが大切。いろいろな経験をするためにサービスを組み合わせて、より豊かな人生を歩んでほしい。」との温かいアドバイスをいただきました。ガイドをする側に興味をもたれた方には、年一回開催の「ガイドヘルパー養成講座」もあると紹介していただきました。
後半は体育館や階段で、支援の基本を教えていただきました。してはいけない4つのことは、「白杖をひっぱらない」「背中から押さない(こわいので)」「空間に放置しない(不安になる)」「だまって離れない」です。状況を説明する声がけをすること、壁際やいすに誘導して待ってもらうなどの配慮が大切とのことでした。学ぶことの多い、充実した研修会になりました。
【写真の説明】
・講師が話している写真。
岩手ガイドヘルパーセンターあゆみ管理者の佐藤栄子さんと岩手県視覚障害者福祉協会理事の成田優子さん。わかりやすく質問しやすい雰囲気の講話でした。
・同行援護サービス制度について熱心に講話を聞き、研修する参加者の皆さんの写真。
質問もたくさん出され、講師から実際の活動の様子について具体的に教えていただきました。
・ロービジョンゴーグルを付けて、体育館や階段で同行援護の演習をしてる写真。
はじめに講師のお手本を見て、基本的な動きや留意点の確認をしました。
●研修会アンケートより
・実際の事業所の話が聞けて、ためになりました。
・ガイドヘルパーというサービスがあることを初めて知りました。これから利用もできれば選択肢になると思いました。そしてガイドヘルパーの仕事にも興味を持ちました。
・同行援護が障害福祉サービスの1つということ、歴史が浅いこと、ガイドヘルパーの人数が少ないこと等、初めて知ることが多く、よい機会でした。実技も、普段子供と歩くときに心がけていることが、同行援護でも同じように必要と知り、自信になりました。
・視覚障害のある方の想いや考え方などを学べて勉強になりました。支援する側の難しさ、どこまで寄り添えるか考えさせられました。
・同行援護の必要性、同行時の心得るべきことなど知ることができて良かった。実際に階段の上り下りなど経験できて良かった。階段を降りるとき、すごく怖かったです。
・お弁当を食べながら保護者の皆さんとお話ができたのでとても良かったです。もっと時間があったら・・と思うくらいでした。研修会でのガイドヘルパーの内容を毎年やっても良いと思います。特に私たち保護者や先生方、見えない人の気持ちがわかるからこそできるのかもしれないので、通学途中などケガなど起こることのないように、養成研修を受けてみてほしい。
・自分の子供と歩くとき、状況説明の言葉が不足していたと気付かされました。階段を例にしても「階段だよ」と一度止まって言ってはいたものの。「上り」なのか「下り」なのかまでは伝えていなかった。しかし研修で自分が見えない状況で階段を体験してみると、特に下り階段で体がガクッと下がると、とても怖かった。これからは、言葉で伝えることの重要性を意識したいと感じました。
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