令和2年度 学校評価アンケート結果について
学校評価委員会
令和3年 3月5日
                                               

1 全体的結果
・本年度質問項目の見直しを行ったため全項目について前年度との比較はできなない。
・評価の平均が3.0を切る項目が事務現業は2項目、寄宿舎指導員は5項目あった。
中でも「研修への参加」についての項目や寄宿舎の「地域に開かれた学校づくり」の項目については、今年度流行している新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けていると考える。
・前年度と比較できる項目について0.2以上の増減がある場合は、上向き矢印、下向き矢印を付けて表している。
0.3以上の減がある項目については、早急に取り組むことができる項目が多い。
今年度中に改善できるものについては、早速改善することが大事と考える。
・●は要検討事項、○は改善事項とした。未回答あり。

2 学校職員評価集計
・28項目中13項目が同じ内容である。
・0.2以上ポイントを下げた項目は2項目である。
【22私は校内外の研修や研究活動に参加し、専門的力量の向上に努めている。】の0.3減(3.7→3.4)は、新型コロナウイルス感染症拡大のため研修会等が中止となり、影響を大きく受けたと考えられる。
【26学校の施設設備は、教育活動の推進に支障がないよう整備されている。】0.2減(3.3→3.1)であった。
この項目については、自由記述から校舎の老朽化、視覚支援に必要な情報機器の整備、コロナウイルス禍による教材備品等の購入不安などが含まれていると考える。
・特に低い項目はないが、【12私は進路に関する情報を児童生徒、保護者に提供している】【24本校は、人材育成を推進し、教職員の指導力向上を図るためOJTによる指導に努めている。】の2項目が3.2で他の項目と比較して低い値となった。
自由記述からも視覚支援教育の専門性の維持継承について危惧する内容がみられる。
・【25私はコンプライアンスの徹底に努めている】は、3.8で職員の意識の高さが表れていた。

〈要検討・改善事項〉
●視覚障がいに対応したパソコン、ICT機器の整備。メンテナンス等今後の見通しについて
・視覚障がいに対応したパソコン
→来年度11月頃入れ替え完了予定。必要な部分があれば要望していく
・個人のICT機器の接続について
→2月の中旬以降接続可能の見込み
・点字プリンターについて
→2月に1台入荷予定(高等部)
●人材育成について
・計画的な研究授業等の実施
→職員全体、研究で検討
・外部講師等による授業参観・助言 
→職員全体、研究で検討
・可能な範囲でのT、Tによる授業
→教務、学部で検討
●コロナ禍における理療科教材備品購入について
・必要物品について
→随時事務室に要望してよい。
・臨時的に職員を外来患者対応としてはどうか。
→年次を取って外来受診としてよいが、学校職員だと固定化してしまう可能性があるため、教育後援会費など他の経費から支出できないか検討する。

○職員の進路指導に対する意識の向上、キャリア目標の共有化
・児童生徒の社会生活・卒業後をイメージし、職員間で情報共有しながらどの職員も児童生徒・保護者に情報提供や説明ができるよう意識改革をしていく。
→教務、進路、学部間で連携

3 寄宿舎指導員自己評価集計
・21項目中16項目が同じである。
0.4減(3.2→2.8)となっているのは、教職員同様【19私は校内外の研修や研究活動に参加し、専門的力量の向上に努めている。】であった。
そのほか0.2減の項目が3項目あり、【13私は単独帰省指導の際安全に十分配慮している。】(3.6→3.4)【15私は舎生心理的ケア、健康維持のサポートに心掛け個人差、年齢差に応じた指導・支援の充実を図っている。】(3.3→3.1)【17寄宿舎の施設設備は、充実しており保守点検も適切に行われている。】(3.1→2.9)であった。
・3.0を切っている項目は5項目あり、そのうちの3項目が施設設備に関するものであった。
・前に述べた【19】と【21寄宿舎では地域に開かれた学校づくりを推進している】については、コロナ禍での行動制限が影響したと考えられる。
 
〈要検討・改善事項〉
●施設設備の計画的な整備
・児童生徒のニーズにあわせた設備整備の必要性がある。
今後、国のICT機器活用に関わっての整備も必要。
決められた予算の中で優先順位を決め事務室と相談しながら進める。
また、古くなり、故障したものについても、事務室に相談する。
必要であれば、機会があるごとに県に要望していく。
→すぐに対応できるものもあるためまず、すぐに事務室に相談する。
○児童生徒対応について
・【13、15】については、安全性と安心感についての項目であり、職員各自が日頃から意識して対応していく必要がある。
職員間で指導・支援方法の共通理解を図りながら改善していくことが大切だと考える。

4 事務・現業自己評価
・12項目中9項目が同じである。
・0.7減になった項目は【bW私は校内外の研修や研究活動に参加し、専門的力量の向上に努めている。】(3.3→2.6)でありこれに関してもコロナの影響と考える。
・【bX私は、実務改善に取り組み作業効率の向上を図っている.】が(3.1→2.8)0.3減であった。
・【bR、bS】については、最高値の4であり児童生徒・保護者・県機関との連携に努めていることが分かる。
また、【bU】についても最高値の4で安全性へ配慮していることが分かる。

〈要検討・改善事項〉
○【bX】に関して今年度の流れを把握し、各自で取り組んでいく。

5 保護者アンケート23項目中22項目が同じである。
・23項目中3項目【bV学校は、非常災害時等の対応など安全管理に対応している。】
【16学校は授業参観、学校行事等に保護者が参加しやすいように配慮している】【22 お子さんは有意義な寄宿舎生活を送っている。】が0.2増加している。
また、【23寄宿舎指導員とは話しやすい雰囲気になっている】が0.3増になっており、寄宿舎に関する項目については、高い評価であった。
・気になる項目は、「1全くそう思わない」という回答があった【bS、10、11、12、18】についてである。
自由記述と対応している項目である。
【bS、12、18】については新型コロナウイルス感染症対策の影響もあり、今年度は学校の様子が見えにくい状況が一つの要因と考えられる。
・【10】については、それほど低い値ではないが、学校教員アンケートのキャリア教育【12】と対応して考えていく必要を感じる。
  
〈要検討・改善事項〉
○生徒対応(生徒指導・支援含)
・声掛けの仕方、(相手がポジィティブになるような声掛けの工夫、リフレーミング技術の習得)タイムリーな相談対応
○保護者対応と有効な情報発信
・タイムリーな情報発信、情報共有、ホームページ・一斉メールの有効活用
・保護者への言葉遣い、伝え方の工夫、丁寧な説明(誤解を生まない話し方やポジィティブになるような声掛けの工夫)
○職員の進路指導に対する意識の向上(学校職員用アンケート検討事項)
・児童生徒の社会生活・卒業後をイメージし、職員間で情報共有ながらどの職員も児童生徒・保護者に情報提供や説明ができるよう意識改革をしていく。

6 児童アンケート集計
・15項目中8項目が同じである。調査分母が少ないため変動が大きい。
・値が減になっている項目については、「ウあまりそう思わない エ全くそう思わない」という回答があったためである。
・自由記述については、重要課題は特になかった。

〈要検討・改善事項〉
○児童に対するアセスメントと支援の情報共有(どの児童生徒にも必要)
・心の充実、安心感、自己肯定感を高める支援の工夫。自信をつける声掛けの工夫。児童についてアセスメントし、特性・特徴に合った声掛けや提示方法について職員間で情報共有する。(例えば、間接的に話すようにする。大きな課題をクリアしようとする前に毎日こつこつ褒められ、なおかつ声掛けだけでなく具体的に分かる工夫をするなど)場の設定。

7 生徒アンケート
〔中学部〕
・19項目中11項目が同じである。
調査分母が少ないため変動が大きい。
・「授業について」や「見えにくさへの配慮、施設・設備の整備」など全体的に値が増となった項目が多い。
・気になる項目は、【10学校では自分の進路や将来お生活について考える学習をしていますか。】が3.0で一番低い値となっている。
・寄宿舎生活では、【15寄宿舎生活は充実していますか】に対して「2あまりそう思わない」と回答した生徒が1名いるので0.3減となっている。
・学校・寄宿舎に対する自由記述では、先生方に感謝する内容がある一方、「生徒に対する対応・接し方を平等にしてほしい」という記述がみられた。
また、生徒同士では、「相手を思いやった言動がもう少し意識できればよい。」という内容もあった。
・危険箇所については非常階段があげられている。

〈要検討・改善事項〉
○進路に関する学習の計画的な実施と内容の検討等(各授業と実習とのリンクなど)。
将来を見据えた支援の共有化と情報発信の工夫(学校生活全般でも小出しに話していく。)   
○生徒への言動に気を付け、日頃から生徒達とコミュニケーションをとっていく。
○特別の教科道徳、学校生活全般を通して思いやりの心を育む。また、職員が率先垂範する。
○引き続き非常階段の整備・点検をお願いする。
  
〔高等部〕
・中学部同様19項目中11項目が同じである。
昨年と同じ項目については、全般的値が増になっている。
・値が低かった項目は、【4学校では、命の大切さについて考える学習をしていますか】が2.9で3.0を切った。
・自由記述から新型コロナウイルス感染症の影響をうけ様々な活動が制限されたことにより、不安を抱えている生徒が数名みられる。
・施設設備に関することについては、概ね整っているという回答が多かったが、食堂が校内にほしいという要望があった。
・学校内で危険と感じる場所については階段や廊下、体育館のスロープについてあげられている。
・寄宿舎生活については概ね良好であったが、暖房についての自由記述があった。
  
〈要検討・改善事項〉
○命を考える学習については、授業のもち方の工夫をし、教育活動全般の中でも伝えていく。
○コロナ禍における学習、行事等の工夫。心の充実、余暇的な内容も検討。
○生徒への言動に気を付け、日頃から生徒達とコミュニケーションをとっていく。
○自由記述にあげられた「階段や廊下の明るさ、スロープ」については生徒個人が慣れていかなければいけない事項と改善できる事項を整理。
電気については、改善できるが、階段の上り下りは、慣れていかなければならない場合もある。
体育館入り口のスロープについても同様。
個人が慣れていかなければならない内容は、生徒に丁寧な説明が必要。
○寄宿舎脱衣所へのストーブ設置。
→設置済

◎すぐに改善できる事については、明日からでも実行しましょう。
検討事項については、改善できる方法・工夫を考え実行できるよう取り組んでいきましょう。