令和2年3月11日、東日本大震災9年目を迎えるにあたり、被災された皆様には心よりお見舞い
  申し上げます。

    昨年11月に行われました岩手県養護教諭研究大会におきましても、釜石・宮古地区よりそれぞれ
  東日本大震災に関する発表がありました。9年目を迎えようとしている今でも苦しんでいる人達はたく
  さんいます。大切な人、大切なもの、大切な時間、全てを失った悲しみと共に、誰もが心に持っている
  「あの日、あの時」は時間を経ても消えることはありません。

    最近では随分復興が進んだと報道されますが、被災地で暮らしている人達、震災が起きたことで
  故郷から離れて暮らすことを余儀なくされた人達、今なお心のケアを必要としている児童生徒がいる
  こと、そして被災地でいつも児童生徒と全力で向き合っている養護教諭がいることを私達は決して忘
  れてはいけません。

    岩手県の養護教諭として私達はこれからも、お互いに学び合い、助け合い、そして被災地で奮闘し
  ている養護教諭をサポートしながら、復興支援の一助となれるよう邁進して参りたいと思います。
    最後になりますが、被災地のさらなる復興を祈念いたしまして、3.11に向けてのメッセージといた
  します。
 
                                令和2年3月
                                  岩手県学校保健会護教諭部会
                                  会長 上舘 睦子
  

 東日本大震災から9年目の3月11日を迎えて・・・