ニュースでは、校庭が自由に使えるようになり、歓声を上げて思い切り走る子どもたちの様子を伝えていました。
 あの日以来、学校に子どもたちの笑い声が響いている事の幸せを深く心に感じます。
 昨年も、台風による大雨、熊本地震など、大きな自然災害が起こりました。自分が辛い思いをして
いるからこそ、同じように辛い体験をしている人たちの支えになろうとする、若者たちの姿。未来を切り開こうと歩む姿に、胸が熱くなりました。
 今年度も「東日本大震災に係わる会員の現状伺い」を実施し、県内の養護教諭の皆様に、保健室や子どもたちの様子を教えていただきました。『困っている』『対応が必要だ』と思う事には、「児童生徒の心身のケアの必要性」「知識やスキルの不安がある」「児童生徒の身体面の保健指導の必要性」など多く挙げられました。
 沿岸地区は、中心市街地の再生が進んでいます。街の復興が進むからこそ、児童生徒一人一人に寄り添う丁寧な対応が必要という声をいただいております。
 今後も、養護教諭として、語り継ぐ事を大切にし、活動していきたいと思っています。

 東日本大震災から3年目の3月11日を迎えて・・・・・