去る、5月30日に今年度の「定期代議員総会並びに研修会」において平成28年度の事業計画をご承認いた
 だきました。本部会の運営及び実践研究に関する研修会並びに東日本大震災支援対策委員会等、会員の皆様
 のニーズにあった活動となるよう熟慮しながら進めて参りたいと考えております。

   今年度は私たち養護教諭を取り巻く環境も大きく変化いたしました。特にも、学校保健安全法施行規則一部
 改正等にともない「四肢の状態」が必須項目に追加されたことにより、学校医及び教育委員会との実施方法の
 検討、保健調査・保護者通知等の準備、学校教職員への周知徹底等、試行錯誤しながらの実施になったかと思
 います。今後課題等を検証しながら児童生徒にとって有効な健康診断となるよう情報交換しながら進めていけれ
 ばと思います。

   さて、4月に起きました熊本地震で、被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
   今回、全国知事会の要請のもと、岩手県教育委員会より県立総合教育センター研修指導主事の平澤恒子先
 生が熊本の益城中学校に派遣されました。災害時ではありますが、岩手の養護教諭の代表としてお役に立てる
 ことを誇りに思うと同時に養護教諭の役割が大きく評価されたものと感じております。
   岩手においても、いまだに不便な生活を強いられている子どもたち、その子どもたちに寄り添っている養護教
 諭のため「何が出来るか・どんな力になれるか」という思いを持ち続けながら今年度も運営していく所存です。

   630名の会員の方々から、忌憚のないご意見をいただきながら、また、各関係機関と連携を図りながら、岩手
 県の養護教諭の資質の向上と健康教育の充実のため努力して参ります。

  今後とも会員の皆様のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
  
  
会長 谷村 純子

岩手県学校保健会養護教諭部会長挨拶