支援をしていただいた方への御礼(校長より)
3月11日の東日本大震災により岩手県沿岸地域は多大な被害を受けました。高田高校の校舎も例外ではありませんでした。校舎は失っても、生徒・職員全員が無事であることを願っていましたが、その願いも虚しく多くの犠牲者が出ました。我々にとって悲しく、辛い出来事でしたが、ご家族の方の心情を慮ると、おかけする言葉もありません。被害にあった方々に対しましては、心からお見舞い申し上げます。
震災から1ヶ月以上経ちましたが、あのときの津波の恐ろしさは今でも脳裏に焼きついています。今回の震災で、我々は地震の直後本校第二グランドに避難し、津波が高田の街を覆いつくし、家が流されるのを目撃しましたが、とても現実のものとは思えませんでした。
その後第二グランドの野球雨天練習場で一週間避難生活を送りました。ここでの生徒の行動・態度には驚かされました。地震の直後、第二グランドに避難指示を出しましたが、生徒たちは本校体育館に避難してきた住民の方々の両脇を抱えて第二グランドまで誘導したり、雨天練習場に布団を運ぶなど、避難してきた人たちのために行動してくれました。本来であれば、家族の安否や家が流されていないかと泣き叫びたいほどの不安があるはずなのに、どの生徒も慌てず、冷静な行動をとってくれました。我々はこんな高高生(たかこうせい)を誇りに思います。
多くの生徒が被災し、両親や友人を失い、家を流されるなど高校生にとっては厳しく、辛すぎる試練を与えられました。校舎は破壊され、家や家族の方を失った職員も多い中、どのように高田高校を再建していったらいいのか、思い悩んでいました。
そのような中、多くの方から、続々と物資が届けられてきました。我々にとって何より支えになったのは皆さんからの心のこもった激励の言葉でした。ご支援をいただいた方には、この場を借りて、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
我々は今後とも皆様からの支援を支えに、高田高校を再建し、生徒が生き生きと高校生活を送ることができるよう、職員一丸となって全力で取り組んでいきます。
我々は決して負けません。
2011.4.15
岩手県立高田高等学校
校長 工藤 良裕