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夏休み前授業納め式 校長講話 7/25 

 明日から夏休みに入ります。4月に今年度が始まって以来、皆さんの学校生活はどうだったでしょうか?

私はみんなの表情 が日増しに良くなってきていると感じています。毎日の「挨拶」「立腰」「整容」「清掃」の「四つの実践」に、良く取り組んでくれていると感謝しています。 それから、全校で協力して、燃えたスポーツ大会の大成功も良かった。楽しい笑顔でいっぱいでした。生徒会、実行委員会の諸君に改めて感謝したいと思いま す。

そしてあの素晴ら しい野球の全校応援、あの後は一段と明るい笑顔が増えたように思います。シード校相手に、無心で、素晴らしい粘りのプレーを見せてくれた野球部の生徒たち からは、全校生徒はもちろん保護者、地域の方々も勇気をもらったに違いありません。野球部諸君、ありがとう。

さらに、4時間に も及ぶ今回の全校応援。応援団リーダー、吹奏楽の強力な協力の下、間、髪を入れず次々とリズム良くくり広げられる全校一致した応援は、あきらかに相手を圧 倒していました。まさに心躍る感動的なものでした。私は、紫波総合高校の校長でよかったと思った瞬間でした。試合中はずっと、「神様、どうかこの紫波総合 の子たちをお守り下さい」と心から祈っていました。負けた瞬間は、「この世に神様はいないのか」と、本当に悔しかったのですが、野球部をはじめ全校生徒、 先生方、保護者の方たちに心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。生徒たちの頑張り、先生方の指導のおかげで本校がここまで一つにまとまってきてい る。二度とない人生の、二度とない青春の一ページの良き思い出として、みんな一人ひとりの胸に刻まれたのではないかと思います。「負けたけれど、満足。さ らに本校が飛躍できるステップになった」と校長として、みんなのことを改めて誇りに思いました。本当にありがとう。

 さて、夏休み前の授業納め式の本題に入ります。今日は「感謝の練習をしよう」という話をします。まもなく3年生は一生を決めると言っても良い、「社会人としての第一歩となる就職試験」や「大学・専門学校のAO・推薦入試」が始まります。夏休み中も忙しいことと思います。言わば、高校卒業は人生という長い旅の出発、旅立ちなのですが、その人生において、成功する秘訣というか、自分の花を咲かせるための最も大切なものはなにかというと、それは「感謝の心」を持つことだと思います。

 配布してもらった「二度とない人生だから」の詩を紹介します。これは、坂村真民さんという詩人で高校の先生もなされた方の詩です。

(校長、坂村真民の詩を朗読する)

 どうでしょう?すてきな詩でしょう?何というか温かいというか、やさしいというか、一本芯が通っているというか。この詩から 学ぶことは、「二度とない人生だから、自分もそして周りの全てのものを大切にして生きよう」ということだと思います。戦争のない世の実現についてもふれら れていましたね。

私はこの詩に出 会って、朝階段を掃除したり、校舎内外のごみを拾ったりすることが楽しくなりました。この前、野球部の壮行式にも話しましたが、みんなの挨拶から元気もも らえるし、色々と見えてくることがあるのです。まず、落ちているゴミですがめっきり減りました。とてもいいことです。ガムなどは最近、ほとんどありませ ん。ありがとう。でもね、ゴミがあると以前は「しようがないな、また散らかして」と思ったのですが、最近は、「お、あった、あった。拾ってくれる私を待っ ていてくれたんだ」といとおしくなったりします。そうです、1年生にはこの間の「産社」の時間にも話しましたが、ゴミは拾ってもらうまで、そこで待ってい るのです。けなげなものです。みんなもゴミが落ちていたら、拾ってあげてください。きっと喜びますよ、ゴミも自分も。だからといって、校長を喜ばせよう と、わざとゴミを散らかしてはだめですよ。

それから、最近嬉 しいのは、下駄箱の靴のかかとが揃ってきているということです。昨年よりずっと直す時間が短くて済んでいます。これは、みんなの心が落ち着いて、そろって きたということです。日本の文化というのは内、外の区別があって、そこで履物をはきかえるというのは、とてもいい文化だと思います。そこで心が一瞬リセッ トされる。だから、その時に履物がそろっていると、心も揃うというか、すっと真っ直ぐになる。履物をそろえるというのは大事なのですよ。ただ、残念なの は、ズックのかかと折り。いくら、顔がきれいで、イケメンで、服装が良くても、かかとがつぶれていては、もう台無しです。3年生、企業見学や面接は革靴で 行くと思いますが、勝負はかかとがきれいなことです。そういうところに気を配れる人になってください。

さらにみんなにお 願いがあります。掃除の時間、ゴミを集めるバケツのところにいて、残念なのは、燃えるゴミのなかに空き缶やペットボトルが混じっていることです。そこに捨 てに来た当番の人が、袋の中に手を入れて、分別してくれていますが、本当にありがたいことです。どうか、そのゴミが、最後どうなるか、よく考えて捨ててく ださい。混ぜれば、誰かが嫌な思いをして分別しなければいけない、そういうことに思いを馳せられる人間になってほしいと思います。

だいぶ話が具体的 になってしまいました。「二度とない人生だから」毎日、一生懸命生きようということでした。私たちの命は奇蹟的であり本当に大切にしなければいけない。最 近は、本当に命を軽々しく扱うような事件も増えています。時間もないので、これだけは覚えておいてください。「みなさんのお母さんは自分の命を削ってみな さんを産んだ」ということです。そのかけがえの無い命を決して粗末に扱ったり、傷つけたりしてはいけないということです。夏休みは特に様々な誘惑もありま す。特につきあっている人がいる人は、本当にそれが「幸せな恋」なのかよく考えて、行動してください。束縛をしたり、性交を迫ったり、お互いの将来を台無 しにしてしまうことの無いようにしてください。お互いの成長を邪魔するようなつきあい方は絶対にだめなのです。

最後に、もう一度 言います。二度とない自分の人生を幸せなものにしよう、自分の花を咲かせようと思うなら、いろんなもの・・自分の命、出会い、出来事、試練にさえ感謝の気 持ちを持つことです。不平・不満・愚痴ではありません。そうすれば、その人の運命は、良い方へ良い方へと向かっていきます。ただ、なかなかそう簡単にはい きません。だから、普段から何かにつけ「感謝の練習」をしましょう。「感謝の練習」をしているうちに、本当に感謝ができる人間になれます。

この間も掃除の時間、「校長先生、いつもありがとうございます」といってくれた人がいました。私はとても嬉しかったです。そして、みんながお互いに「ありがとう」という言葉をたくさん交わし合う学校にしたいなと改めて思いました。

あしたから夏休み、みんなに会えない日々は寂しいけれど、また8月18日、元気な挨拶を交わしましょう。終わります。

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