紫波総合高等学校 扉ページ > 学校長より
 



































冬休み前授業納め式 校長講話 12/22

 冬休み前授業納め式校長講話               H27.12.22

                              校 長  田 中 耕之助

明日からいよいよ冬休みです。今年一年を振り返ってみて、どうであったでしょうか?今年は先ほどの賞状伝達式にもありましたとおり運動部・文化部ともとても頑張ってくれました。また、ボランティアにも積極的に参加してくれました。さらに3年生の進路も例年以上に実績を上げてくれています。加えて、高度な資格にも挑戦して合格する人も出始めました。とても嬉しく思います。

また、今年は悲しい事故もありました。謹んで哀悼の意を表したいと思います。改めて「命」の大切さを教えられたと思っています。私の好きな相田みつをさんの言葉に「生きているうち はたらけるうち 日のくれぬうち」という言葉がありますが、本当にそうです。我々に与えられた時間、人のために使える時間、即ち「命」には限りがあります。その時間の限り、その命の限り、精一杯生きて、働いていかなければならないのです。

さて、今日は、「何故私が毎朝、階段掃除をするか」という話をします。皆さん何故、私が毎朝掃除をするかわかりますか?

「掃除が好きだから」「生徒と挨拶を交わすため」「学校をきれいにするため」「ヒマだから」―全部正解です。でも、「ヒマだから」というのはちょっとね。私が掃除をする理由は、前にも話したかも知れませんが、みんなにはできるだけ良い、きれいな環境の中で勉強をしてもらいたいということと、みんなとできるだけ挨拶を交わしたいということ。ただ単純にそれだけなのですが、最近、みんなの挨拶が本当に明るく、しかも笑顔で眼を合わせてしてくれるので嬉しくてたまりません。

この「挨拶」について少し補足しますと、みんなの登校時、ま、25分過ぎですが、昇降口に立って挨拶しても、中にはまだテンションが低かったり、遅刻しちゃだめだと急いでいたり、外で明るく挨拶するのが恥ずかしいのか、あまり返してくれなかったりする人もいます。けれど、大体朝学習の時に廊下を巡回して、みんなの様子を見、4階の掃除用具ロッカーから自在箒を取り出して、階段掃除を始めるときには、もうみんな明るく挨拶をしてくれるようになっている。毎日朝のHRで先生や友だちと会って、少しの時間でも共有することで、きっと安心するんでしょうね。みんなは明るい挨拶をしてくれるとってもいい子たちに変身しているのです。今年は「ルーティーン」という言葉が流行りましたが、これがまさに本校の朝の「ルーティーン」です。いずれ、みんなの挨拶は、私にとても大きな勇気と希望を与えてくれます。ありがとう。

次に、「学校をきれいにするため」ですが、実は、先日、本校同窓会関東支部長さんから同窓会報の原稿依頼がきたのですが、支部長さんは本校の実践の一つに「清掃」というのがあるということを知って、朝日新聞の夕刊の『トイレ掃除をたどって』という連載記事の切り抜きを送ってくださいました。その中に東京ディズニーランドの掃除係の話が載っていました。

その新聞記事には、こう書かれていました「掃除はショーの一部という理念と掃除のマニュアルにアドリブを加えたパフォーマンス化が若者のやる気を引き出し、遊園地は汚いという常識を覆した」という記述です。そういう意味で、ディズニーランドは、大型レジャー施設の革命と言われているんです。

行ったことのある人は思い出して下さい。ディズニーランドは汚かったですか? 私も行ったことがありますが、いつもそれはそれはキレイで、やはり「夢の国」と謳っているだけあって、落ちているゴミをそのままにしておかない、というのが徹底されていました。ゴミを落として掃除されるまでの時間は、東京ディズニーランドは本家のアメリカのディズニーランドに比べて遙かに短く、4分の1以下であるとも書かれていました。これは、日本人の勤勉さと「思いやりの心」だと思います。

また私は、日本では八百万の神といって、何にでも神様が宿っている、という思想があり、ゴミにすら神様が宿っていて、捨てられたら「誰かに拾われるまで待っている」と思っています。なので、私は、落ちているゴミを拾うときには「お待たせ」と口に出してはいいませんが、そういう気持ちで拾っています。

いずれ、ディズニーランドに限らず、日本の社会では、掃除係も接客係、サービス係として立派な戦力なのです。今は、多くの外国人観光客が来日していますが、キレイな町、キレイなトイレは、最高のおもてなしとなっているのです。ですから、私も毎朝、ディズニーランドの従業員になった気持ちで、この学校を、ディズニーランドみたいにキレイで楽しい「夢の国」にしたいなあと考えながら、掃除をしているのです。もちろん、本校には、楽しいアトラクションもありませんし、ショーもパレードありません。けれど、ここには、みんなの笑顔があります。みんなの優しい心があります。みんながここで、楽しく勉強や部活、友だちや先生方との語らいをしながら、成長し、それぞれの進路を決めていく。これが私の夢です。ですので、皆さんぜひ協力して下さい。

みんなでキレイな良い学校、楽しい学校を作っていきましょう。

もうすぐクリスマス、そしてお正月です。クリスマスやお正月にお祈りする神様はどこにいるか知っていますか?   

神様は、みんなの心の中にいます。「神様に祈る」ということは、自分の心を清め正しくするということです。全ての基になる自分の「心」を清らかにして、新しい年を迎えましょう。先生方も含めまして、今年一年大変お世話になりました。

また来年もよろしくお願いします。みなさん良いお年を!

 

Copyright (C) SHIWA Comprehensive Senior High School.