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平成27年度始業式 校長講話 4/6 

改めておはようございます。良い春休みを過ごせましたか?
 
 先ほど、新任の先生方をお迎えして、今日から、新しい年度が始まります。今日はまず、今年度のみんなに頑張ってもらいたいスローガンを発表したいと思います。それはここに掲げたように「感謝の心を持って、課題への挑戦」というものです。

 下の方にある「課題への挑戦」という話からします。これは今まで本校が掲げてきた「可能性への挑戦」(Challenge to possibility)と似ていますが、(それはそれとして継続しますが)別物です。この「課題への挑戦」の「課題」には二つの意味があります。

 一つは、自らの課題―自分自身の課題です。自分のやらなければならない課題、解決しなければならない課題は何か、に気づいて、それをしっかりこなす。或いは解決していく。先生や学校から与えられた「課題」であってもです。

 もう一つは、社会的課題。みんなは未来に生きる地球市民です。現代社会における環境問題や資源・エネルギー、平和やテロ、貧困、福祉などの社会的経済的問題は山積しています。また、岩手に暮らす私たちは、東日本大震災からの復興ということも大きな課題です。その課題を少しでも解決できるよう一生懸命取り組まなければなりません。このかけがえのない地球の未来は皆さんに託されているのです。ですから、まず地球上で起きていること、身の回りでできることについて関心を持つことが大切です。一人ひとりが関心を持ち、行動することでしか課題は解決しません。

「人は何のために学ぶのか」考えたことはあるでしょうか?それは、「自由を手に入れるためだ」とよく言われます。確かに基礎的な知識や思考力や判断力、表現力がないと就職もできません。就職ができないと収入が得られず、お金がないとやりたいこともできない、つまり「自由」が手に入らないのです。なので、「自由を手に入れるために人は学ぶのだ」ということは正しいのです。けれど人間、二度と無い人生、それだけでいいのでしょうか。私は、みんなにそれで満足してもらいたくない。もっと大きな夢=目標を持ってもらいたい。つまり、「世のため人のために役立つ人間になろう」という目標です。自分のことはもちろん自分でやれる。その上で、少しでも人の役に立てる人間になろう。この世の中がずっと続いていけるように、資源の無駄使いとか争いとかが無くなるように、自分のできる範囲でいいので行動していこう。そのために色んな課題に関心を持ち、学んでいこうというような姿勢を持ってほしいのです。そういう意味で「課題への挑戦」というスローガンでいきたいと思います。

 次に、このスローガンの前半の「感謝の心を持って」の話です。この言葉をいれたのは、環境問題などを学ぶと本当に私たちは生かされているということを学び、普段の生活であっても、色々な人に助けられ、多くの物事のお陰で成り立っていることに気づきます。時計の二本の針が、正確に時刻を指すことができるのも、見えないところで複雑な機械が一生懸命働いているからです。みんなは気づいていないかも知れませんが、目に見えないところでゴミの分別をしてくれている人がいる。廊下に棄てられたガムを拾ってくれている人がいる。汗水流して働いて、みんなのスマホの代金を払ってくれている人がいる。何よりみんなの将来を心配して、見守ってくれている人がいる。みんなはもう本当にそのことに気がつくべきなのです。

 もっと人間の生き方について勉強しなさい。もっと学びなさい。そしてみんなの「長所」である優しい心とボランティア活動に積極的に取り組みなさい。そうすれば、将来、必ず「世のため人のために役立つ人間」になれるのです。そういう意味を込めて、「感謝のこころを持って」という言葉を入れました。

 今日の話の三つ目は、このスローガンを実現するための具体的方策というか、何を頑張れば良いかということなのですが、それは昨年度から始めた『自分自身と紫波総合高校を高めるための「四つの実践」』の継続です。「挨拶」「整容」「立腰」「清掃」は昨年度、とても良く取り組んでくれました。今年も継続して頑張ってもらいたい。さらに今年はこの四つに加えて特に「時を守るという意味で「守時」(私の勝手な造語ですが)という目標を掲げたいと思います。

 読んで字のごとく、「時間を守る」ということです。時間を大切にするということです。「光陰矢のごとし」という言葉があります。矢のごとく過ぎ去る時間だからこそ、一分一秒を大切にしよう、遅刻をしないようにしよう、というものです。

 高校時代は人生においても貴重な時間です。その貴重な時間をむなしく過ごすのか、充実させていくのか、その人の姿勢にかかっています。

 のべつ幕なしネットやメール、ラインなどで貴重な時間を費やすのでなく、夜はしっかり睡眠をとることや朝、早起きをして朝ご飯をしっかり食べてくることが、なんと言っても一番大切なことなのです。時間を守るというのは、単に遅刻をしないとかそういうことだけでなく、生活全般に必要なことなのです。

 もう一度、言います。「挨拶」「整容」「立腰」「清掃」そして「時間を守る」というのが今年の「五つの実践」です。

 みんなが協力して、みんなが安心・安全のもと、勉強に部活動に学校行事に、ボランティア活動に取り組めるみんなの紫波総合高校にしていきましょう。私も先生方も一生懸命、頑張ります。

 みなさん、一緒にがんばりましょう。 終わります。

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