大槌高校魅力化構想

魅力化コンセプト

目指す人材像

意志がある(自立)
自らの志を深め、物事を探究する意欲を持ち、自らの進むべき道や地域社会の課題をジブンゴトとして、主体的に行動ができる人

  

仲間とともにある(協働)
世代や地域、言語が異なる人との交流を通して、他の価値観や文化等の多様性を受容し、立場の違いを越えて共創することができる人

  

逆境から創りだす(創造)
予測できない未来や想定外のこと、困難な状況を乗り越えるためのしなやかな心を持ち、必要に応じて助けを求め、体験から学びを得ようとする姿勢を持ち合わせ、新しい価値を創ることができる人

目指す人材像が育まれる大槌の地域性

※大槌の持つ地域性(人を育てる土壌)が目指す人材像の育成に寄与する。下記に挙げる大槌が持つ地域性をさらに高めるため、関係機関が一体となり推進することが必要である。

海 ―地域―
大槌の海は大海に漕ぎ出す船を支える海である。高校生自らが地域から受容されていると感じ、地域と積極的に関わろうとすることを応援する地域性が、郷土への愛情や誇りを獲得することにつながる。またその経験が、地域の外に出ても拠り所となり、地域へ貢献しようとする意欲を育む。

空 ―希望―
大槌の空は、希望を持つ者が見上げた時に受け止める空である。自らの願いや志を本音で発言したり、相談したりできる仲間や大人の存在がいるという地域性が、高校生の希望を育む。また異なる他者との対話を通して、願いや志をより鮮明にし、高校生自身の生き方を見直す機会となる。

山 ―多様性―
大槌の山は、様々な生き物が共生できる山である。異なる個が尊重され、多様な価値観を持つことが許容される地域性が、高校生の自由な発想を生む土壌となる。正解がない課題に向き合い、その解決には全く新しいアイディアが求められる地域だからこそ、年代や立場を越えた多様性を育てることが持続可能性につながる。

風 ―挑戦―
大槌の風は挑もうとする者を応援する風である。願いや志を実現するためには、「挑戦」が必要である。他者の挑戦に協力し、それぞれの挑戦が肯定・応援され、失敗が許容される地域性が、挑戦をする高校生の背中を押す追い風になる。

学校の目指す姿

①生徒一人ひとりの目標が応援され、それぞれの持つ強み(大槌(ハンマー))を見つけられる学校
個々により興味や関心は異なり、また学びや体験を通して変わっていくものである。それぞれの活動や進路の実現を個別にサポートし、個々の強みの発見を助け、その強みをさらに伸ばしていくための機会を創りだす学校。

②未来社会に生きる力をつける学校
急速に変化する時代を生き抜くために必要な力を、体験等を通して主体的に身につけることができる機会を創り出す学校

③多様な価値観で多様な個性を支える学校
生徒の持つ様々な個性が受容され、その個性を伸長させることができ、地域や外海(外界)の人々との交流を通して、自らのアイデンティティを確認し、自分に自信を持つことができる学校。

④地域が学びを育て、学びが地域を育てる学校
生徒が積極的に地域と関わることを通して学ぶ機会を創る。また地域も高校生との関わりを契機とし、地域そのものが育つための一助となるような機会を創りだす学校。

大槌高校の未来を語る熟議

大槌高校の魅力化を大人だけの問題ではなく、生徒や町民全体の問題と捉え、大槌高校の未来について語ることができるオープンな場をつくっています。

大槌高校の生徒自身も、自分たちが通う学校にどうあってほしいか意見を出し、学校づくりに参画することができます。

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