進路報告会の様子

電子機械科 ME (Mechanical Electronics)



電子機械科とは

  メカ トロニクスという言葉に代表されるように、企業では産業用ロボット自動設計製図装置(CAD)自動工作機械等の普及発達により、加工組立産業分野での生産方式の変化が著しく、そのために機械・電子・コンピュータに関する各々技術の融合による自動化、システム化が取り入れられ、コンピュータを使って、工場での作業の自動化をはかるFA(ファクトリーオートメーション)システムの導入が進んでいます。 昨今の技術革新を背景として平成元年に設置され、メカトロニクス 技術を学習し、FAに対応できる技術者(システムエンジニア)を育成することを目標とした学科で、これまで多くの技術者 が育ち、工業界で活躍しています。


実習風景



電子機械科の主な学習内容

@実習

□ 1年(工業技術基礎3単位)
    ・基礎実習
    ・普通旋盤T・U
    ・電気工事・PC(プログラマブル・コントローラ)
    ・電子回路T・U
    ・ガス・アーク溶接



□ 2年(実習3単位)
    ・PC(プログラマブル・コントローラ)T・U
    ・電子計測T・U
    ・普通旋盤・NC旋盤
    ・ガス・アーク溶接



□ 3年(実習3単位)
    ・FA(自動生産装置)T・U
    ・マイクロコンピュータT・U
    ・マシニングセンタT・U
    ・小型万力の製作




A製図(2年・3年計4単位)
◇機械要素製図に関する基礎的な知識と技術を総合的に修得し、製作図・設計図を正しく読み、作成する学習をします。またCADによる製図法も学習します。

B課題研究(3年3単位)
◇生徒自ら、工業に関するテーマを設定し、作品製作、調査・研究、資格取得など行い、結果を整理・発表し研究を深める科目です。アイディアロボット・相撲ロボットの製作にも取り組んでいます。

C生産システム技術(1年2単位)

◇工業製品をつくりだす設備(電気・電子・情報・機械・生産管理)などの技術を学習します。

D機械工作(1年2単位・3年選択3単位)
◇機械材料の種類や性質、加工性、各種の工作法を理解し、合理的な工作法及び生産方法について学習します。

E機械設計(2年・3年計5単位)
◇機械に働く力の基礎的計算、機械部品の大きさ、形状を合理的に設計できる知識を修得し、メカニズムを実際に設計できる学習をします。

F電子機械(2年4単位)
◇電子機械の概要、センサの働きとコンピュータの働き、アクチュエータの基礎と制御、機械の機構と運動の伝達について学習します。

G電子機械応用(3年2単位)
◇電子機械に関する応用技術や実際に各種自動化機器をシステム化し、その活用について学習します。

主な取得資格
・ 二級ボイラー技士   ・ 危険物取扱者乙種 ・ 第二種電気工事士  ・ ガス溶接技能者講習
・ アーク溶接特別講習 ・ パソコン利用技術検定 ・ 機械保全3級    ・ 計算技術検定

主な進路先                  今春卒業生の進路先

【管内8】コマツ岩手()、昭和パックス叶キ岡工場、JR盛岡鉄道サービス梶A日産部品岩手販売梶@ニチコン岩手梶A盛岡セイコー工業梶A東日本機電開発梶A葛g田測量設計
【県内4】潟Aイオー精密、シチズン時計マニュファクチャリング鞄喧k北上工場、鰍ンちのくクボタ、リコー光学
【県外14】潟Aーバンテクノ、アイダエンジニアリング梶Aアイエックス・ナレッジ梶AABCシステム梶A潟Rムテック、潟Tンデー、新明和工業梶@タキガワ・コーポレーション・ジャパン、東京ビジネスサービス梶A日総工産潟Gンジニアリング事業部東北テクニカルセンター、鞄立ビルシステム東北支社、潟激塔eック、横河電子機器叶`野事業所、ATアクト
【大学6】獨協大学、東洋大学、東京国際大学、千葉工業大学、北海道科学大学、盛岡大学
【大学校3】岩手県立産業技術短期大学校矢巾校(3名)
【専門学校3】東日本航空専門学校、盛岡医療福祉専門学校、専門学校盛岡カレッジオブビジネス