本校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

〇はじめに
 本校は、聞こえない・聞こえにくい子どもたちに対応した学校で、幼稚部から高等部までの一貫教育により、対話を重視し年代を超えた交流のもと、子どもたちはみな元気に伸び伸びと育っています。
また本校はセンター校として岩手県内の聴覚に障がいのある0歳児からの支援、幼・保・小・中・高等学校に在籍する幼児児童生徒の支援を行っており、相談支援件数は年間延べ約300件にもなります。聞こえない・聞こえにくい子ども達が孤立しないように医療や福祉とも連携して支援を行っていますので、心配なこと等ありましたら、いつでもご連絡いただければと思います。

【教育環境と進路】
 本校では、補聴器や人工内耳を装用した子ども達がより確実に情報を得るために、補聴援助システム(ロジャー)をすべての幼児児童生徒に導入しており、全校集会や行事の際には手話通訳と並行して文字情報をスクリーンに映し出すなど、幼児児童生徒にとって、よりよいコミュニケーション環境を整えています。また授業では、個々に合わせた手話や視覚情報による対話を大切にした、わかりやすい授業を目指し、日々授業改善を行っています。
高等部卒業後は、一般企業への就職の他に4年生大学への進学等、多様な進路に対応できるように個々の進路実現を支援しています。昨年度は県職員への採用もありました。

【長い歴史と自然に恵まれた立地】
 本校は明治44年創立、今年度109年目を迎える伝統校です。岩手県立盲唖学校時代の昭和12年(1937年)には、ヘレン・ケラー女史が来校し、聴覚障がい児童が代表して、花束を贈呈しています。
 現在の盛岡市乙部に移転したのは、昭和51年(1976年)。聴覚支援の単独の支援学校としては、全国一の敷地の広さがあり、東京ドームをすっぽり包み込む面積です。校門からの桜並木は実に見事で、近所の方々もお花見に訪れるほどです。敷地内には、さまざまな樹木や草花が植えられており、自然に恵まれた環境で、北上高地から降りてきたカモシカがひょっこり現れることもあります。また、地域の「乙部さんさ保存会」の指導のもとに伝統さんさにも長年取り組み、生徒の太鼓のばちさばき、踊りは実に見事です。

 本校の子ども達、さらには岩手県内の聴覚に障がいがある子どもたちのために教職員一同、精一杯力を注いでまいりますので、保護者の皆様、地域の皆様、関係団体の皆様のご支援とご協力をよろしく願いいたします。  
 
「卒業式の様子」
令和2年4月

  校  長  齋 藤  哲 裕