スーパーグローバルハイスクール

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11月6日(月)その2
 昼食をカフェテリアで済ませると、午後の研修に出発です。地下鉄に乗ってBrookline High Schoolへと移動します。Brookline High Schoolは高い教育水準を誇る公立高校で、日本語を含む複数の外国語の講座を開設しています。今回はその日本語のクラスを訪問します。
 学生さんたちが教室に集まってくると授業が始まります。日本語の授業なので、挨拶はもちろん日本語です。すぐに、HR&Iチームによるプレゼンテーションです。ふたりのテーマは、"Community College as a Site for Recurrent & Lifelong Education and Social Exchenges"。日本の生涯賃金の格差の一因に教育の格差があると分析し、リカレント教育・生涯教育の場としてのコミュニティカレッジ創設を提案しようというものです。この日は、ハイスクールでの話題提供を目的とする発表なので短縮版(5分)で発表します。日本のことに興味を持っている学生さんたちなので、真剣な表情で聴いてくれます。いくつか質問がありましたが、「理念はよいが資金をどこから出すのか」という質問が真っ先に出たのが印象的でした。また、HR&Iからも「幼稚園や保育園による働く母親支援はアメリカではどうなっているのか」という質問を投げかけました。アメリカでも働く母親を支援することは重要な問題であり、ベビーシッターの制度などが整っているという回答をいただきました。
 【HR談】:自分の言葉で伝えたいと思っていたのに、原稿を読むばかりになってしまった。こちらから質問をしようと思ったときも、英語がすぐに出てこなかった。
 【I談】:学生さんたちの質問やあいづちが素晴らしかった。英語で発表することはたいへんだが、そこで満足してはいけない。大切なことは英語での発表ではなくて、内容が伝わることだ。内容の充実を大切にしたい。
 次の発表は2日後、こんどは短縮版ではありません。自分たちの研究に役立つ助言を得るためにも、キーワードや目的がしっかりと伝わるように発表したいと意気込んでいました。
 授業の後半は、4グループに分かれて学生さんたちと英語でフリートークです。それぞれの学校生活のこと、町のこと、なぜ日本語を学んでいるのかなど、活発にコミュニケーションを取ることができました。電子辞書や日本のお菓子などが話を弾ませるのに役立ったようです。
 夕食前の時間は、パインメナーカレッジ(PMC)近くのショッピングモールでフィールドワークです。生徒たちは、世界展開しているコーヒー店の比較や、製菓や清涼飲料水の価格などの調査を行いました。
 夕食後は、20時から寮でアイスクリームパーティーを開いてもらいました。食べ放題のアイスクリームに舌鼓を打ちながらゲームに熱中して大騒ぎしましたが、21時にはきっちりと終了です。 生徒たちは時差ぼけのため午後はヘトヘトになっていましたが、パーティーでは元気を取り戻しました。頭も体も使い、今夜もぐっすり眠ることができそうです。
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