スーパーグローバルハイスクール

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SG課題研究U

9/28(水)6,7校時
 本日、2学年普通科を対象に、SG講演会及び岩手県リーサス普及促進事業出前講座を実施しました。講師に岩手県政策地域部政策推進室の加藤真司氏、株式会社コストソリューションの杉立修氏をお迎えして、岩手県が直面している問題と、研究における数字の重要性、そしてビッグデータを取り扱うソフトウェア「リーサス」の使用方法と活用実践例を教えていただきました。
 加藤氏には「岩手県人口ビジョン」と「岩手県ふるさと振興総合戦略」に関して、政策形成プロセスに数字を交えてお話しいただきました。岩手を取り巻く諸課題を、100年後には岩手県の総人口が24万人になってしまうといったインパクトが大きい数字を示しながら説明いただき、グローバル課題はローカル課題と密接に関わっていることや、自分達が取り組んでいる課題研究が、岩手の将来を考えるときに非常に重要な意味合いを持つことを理解する、とても良い機会となりました。
 杉立氏は、地域経済に関わる様々なビッグデータを収集し、かつわかりやすく可視化したシステム、地域経済分析システムRESAS(リーサス)の活用方法をワークショップ形式で教えてくださいました。貿易、観光、街づくりの3コースから選ばれた代表生徒が一人ひとり、それぞれの課題に関わる部分を、リーサスを使ってグラフ化していく過程は、他の生徒にとっても大変興味を引くものだったようです。
 また、杉立氏は、「観光」をテーマに、リーサスの活用実践例を示してくださいました。生徒達は自分達の課題研究の内容と頭の中で照らし合わせながら話を聞くことができ、今後それぞれの内容の深化発展が望める内容となりました。
 今回の講演会をきっかけに今後は、後期調査の中でリーサスを活用した統計データを盛り込み、課題研究の内容に厚みと説得力を与えるべく、作業と思考を繰り返していくこととなります。成果物として生まれる研究結果を、岩手県が主催するリーサスを活用した「ふるさといわてを元気にするアイディアコンテスト」に応募したいと考えています。
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